「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

千曲川水害被災地 飯山の「新嘗祭献穀米」

2019-11-02 05:34:40 | 2012・1・1
娘の家から頂戴もののお裾分けだと、飯山産の「新嘗祭献穀米」のラベルが貼られた2キロ入りのお米が届いた。飯山は長野県北東部の豪雪地帯として知られるが、今回の台風19号でも千曲川が決壊し、市役所をはじめ、900戸以上が浸水,けが人も出ている。

添付のパンフによると、お米は平成13年に献上されたものと同種のもので、市内の湧き水で生産されたものだが、今年は台風の被害には合わなかったのだろうか。とにかくお見舞い申し上げる。

今年は天皇陛下の即位の年で、宮中行事に関心が集まっており、この14日からは即位の重要行事の一つである大嘗祭(だいじょうさい)が行われ、五穀の収穫を天地神祇園に感謝し、ご自身も食される。ついで23日には、例年のように今年の収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)が行われる。戦前、神嘗祭、(かんなめさい)新嘗祭が国祭日だった僕ら世代には「甞」の字が懐かしい。

11月3日「文化の日」の休日だが、僕ら神嘗祭、新嘗祭を祝った世代には,やはり、「明治節」である。”アジアの東、日出ずるところ”で始まる式歌が、学校で頂戴した紅白の饅頭と共に忘れられない。明治は遥か遥か遠きなりにけりである、