「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

目黒大鳥神社一の酉(とり)

2019-11-08 13:56:10 | 2012・1・1
東京の歳末市のはしりをきって8日、一の酉が催され盛り場の浅草鷲神社や新宿花園神社は大勢の人出で賑わっているようだ。僕も秋空に誘われ散歩がてらバスに乗り、老妻に付き添われ近所の目黒大鳥神社に出かけてきた。まだお昼前なので、境内はすいていたが、それでも縁起物のの熊手を売る店がたち並び、売れるごとに手拍子が響いていた。目黒通りに面した露店には酉の市名物の切り山椒も売っていた。



立冬 山茶花(さざんか)が咲いた。

2019-11-08 04:45:39 | 2012・1・1
暦の上では今日(8日)が立冬。早朝、老妻がゴミ出しに階下に降りたら庭木の山茶花が一輪花をほころばらせていた(写真)。山茶花の花というと、僕らの世代は、子供のころ歌った童謡「たき火」の二番の歌詞を思い浮かべる▽山茶花、山茶花、咲いた道 たき火だ,たき火だ 落ち葉たき。

戦前の東京の郊外の情景をよく描いている。昭和10年代、東京郊外はビルなどなく横町へ入ると道は舗装されていなかった。ブロック塀など少なく垣根が多かった。曲がり角には季節折々の花が咲いていた。

昨日、通院の帰り、近所の日蓮宗のお寺の前を通ったら、境内の銀杏はまだ青々としていたが、お会式(11月15日)を告げる看板だ出ていた。 昔はお会式が来ると寒くなるという言い伝えがあった。事実、記憶の中には,もっと季節は寒かったような気がするのだが。80年前(昭和14年)の立冬(13日)の亡父の日記には”寒波襲来、夜具厚布団にする”とある。地球の温暖化現象なのだろうか。