「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

季節外れの「桜を見る会」の政局

2019-11-16 04:59:03 | 2012・1・1

北海道は暴風雪だというのに、国会では”季節外れ”の「桜を見る会」の政局である。安倍晋三総理が政府主催の「桜を見る会」に自分の選挙区の後援者を大勢招待していたという。野党は共同して「追及チーム」を「追及本部」に昇格して徹底的に問題にすると息張っている。これに対して安倍総理は来年度は中止すると逃げにかかっている。しかし、正直いって国民は台風19号被災地の復興が先決だとみており、過去のお花見の話などにあまり関心がないのでは。

僕もその一人。もともとお花見はそれほど好きではないし、第一、総理から招からないし、誤って招待を受けても足が悪くては行けない。せいぜい、こうして、桜を題材に駄文を書くだけだ。”サクラ”と聞いて僕は芝居のオトリを思い浮かべた。江戸時代、タダで入場させたお客に見せ場のところで掛け声をかけさせ、効果をあげたのが始まりだという。ただこのことを何故”サクラ”というかは知らない。

そこで、安倍総理に提案したい。野党の中にはあっちへ行ったり、こっちへ行ったり政党間を移動している議員がいる。名前は上げないが、こうした議員を”サクラ”として招待しては如何がものだろうか。かって民主党の総理だった鳩山由紀夫氏も音羽御殿でお花見をやっていた。過去のお花見の会を、季節外れの今に季節に問題にするのはピントがずれているのでは。

写真は秋咲のコブクロサクラ 10月駒沢公園(保存写真)花見客は一人もいない。