「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

軍人将棋の時代には「ゲーム障害 」はなかった

2019-11-29 05:27:49 | 2012・1・1
ショッキングなニュースが新聞に載っていた。国立久里浜医療センターの調査によると、若い男性の4割以上が一日2時間超スマホなどを使ってゲーム遊びをしているというのだ。さらに、4時間から6時間未満が8.6%、6時間以上がなんと3.7%もおり、使用時間が長くなるほど”学業成績”や”仕事パーホーマンス”が低下,”昼夜逆転”などの「ゲーム障害」が出てきている。日本の将来を担う若い世代がこれで大丈夫なのか、”老爺心”ながら心配だ。

スマホも持たずPCでもゲーム遊びをしたことがないが、僕ら銃後の小国民世代は、ゲームというと、正月に時季限定のカルタ遊び、百人一首、双六、トランプ、”動物合わせ””家族合わせ”、都会ではコリント.ゲーム,がちゃんこ(パチンコ)などを想い出す。男の子では軍人将棋もその一つであった。

70年前で忘れかけてきたが、本将棋(一般の将棋)と同じように駒と盤を使用したが、駒は国防色(カーキ色)をした間伐材のチャチなものが多く、、紙の盤であった。駒は大将を筆頭に少尉までの各階級と飛行機、地雷、工兵、騎兵などの兵科があって、飛行機は地雷にに勝つが、地雷は工兵に負ける?などのルールがあったが忘れかけてきた。

いずれにせよ、こういった戦前のゲームは正月限定の遊びであった。今や「ゲーム障害」はWHO(世界保健機構)認定の疾患だそうだ。日本だけの現象ではないが、日本の将来にとってはゆゆしい問題だ。早急に対策を講ずべきである。