「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

枝野立憲民主党代表の隠岐の島視察の違和感

2019-11-26 05:30:17 | 2012・1・1
枝野幸男立憲民主党代表のtwitterを見たら、この週末、島根県隠岐の島の西島を訪れ観光施設を視察していた。折しも野党4党は安倍政権の「桜を見る会」問題で共闘本部を設置した。立憲民主党は野党第一党、その御大将の“のどやかな”Twitterに違和感を感じた。同じ隠岐の島でも、韓国が実効支配している隠岐の島町から”竹島を返せという発信だったら理解できるのだが。

旧民主党を中心にした政権が今一つ人気がなかったのは、鳩山由紀夫総理の沖縄基地問題での”少なくとも県外”発言で代表される外交オンチではなかったのではないだろうか。たしか菅直人総理時代だっただろうか、アラブ湾岸のある大使館の建国記念日のパーテイに出たら野党自民党からは福田康夫、安倍晋三と二人の元総理が出席していたが、民主党内閣からの現役閣僚の出席はなかった。

韓国のGOSMIA(情報包括保護協定)維持で日米韓間三国の安保体制はなんとかなったが、依然として北朝鮮との拉致問題は未解決だし、韓国との間の徴用工をめぐる問題は未解決だ。枝野代表は隠岐の島の海土町視察に当たって”中長期視点にたって地域振興に力をいれる”と挨拶していたが、内外に難問山積している。地域振興もさることながら、ほかにやることがあるのでは。

野党が衆院選挙をにらんで、一つの問題で追及「本部」を設置するのは異例のことだそうだが、大方の国民はまだ3年3か月の民主党政権時代の”悪夢”を忘れていない。野党は共闘本部を設置するのではなく、足が地についた政策を望みたい。