「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

日本のバス停のおそまつ貧困

2019-11-22 04:32:16 | 2012・1・1
国交省が遅まき名が全国のバス停について危険度調査を始める。昨年8月、横浜市内おのバス亭で横断歩道を横切ろうとした少女(10)が後続の車にはねられ死亡した事件がきっかけのようである。全国ばす協会の調べによると、全国になんと441か所も危険なバス停があるという。

専門家ではないが、30年近く前、JICA(国際協力事業団=当時)の都市交通に関する途上国研修でにわか限りで、バス交通を勉強したことがあった。その時感じたことは、日本の大都市は電車、地下鉄は世界に冠たるものがあるが、バス交通網や施設は遅れているといことだった。その時知った専門用語にバス.ベイ((bus bey)があった。バス停近くでの交通渋滞を防ぐため歩道に切り込むようにしたスペースである。

外国へ行くとよく見かけるスペースだが、日本では高速道路以外はあまり見かけない。それどころか、バス停の表示もお粗末だ。東京の都心部でもどこにあるのか分からない。屋根が有ったり、ベンチが置いてあるのは稀有である。横断歩道にさしかかってあるのでは危険極まる。狭い道路事情では、バスベイの設置は難しいが、東京五輪パラリンピックを控えて観光客が増えている。危険なバス停だけは早急に移動して貰いたい。