いやぁ、久しぶりに癒されましたね。
インデンデペンデント・ボトラーの老舗、ゴードン&マクファイル社(GM社)のオールドボトルです。
グレンモールはハイランドのマイナー蒸留所で1983年に閉鎖されてしまっています。
ネッシーで有名なネス湖の傍に位置し、同じ年に閉鎖されたグレンアルヴィンとは姉妹蒸留所の関係にありましたが、どちらかというとグレンアルヴィンの陰に隠れてしまい存在感の薄い蒸留所です。
し
か
し!!!
このボトルを飲んだらそんな日陰イメージも一気に吹き飛びます。
色合いは程よいアンバー。アタックからナッティでフルーティー、陰干しレーズンのような甘さ。かといってマッカランの様にシェリー樽のニュアンスが強すぎることもなく、脳をリラックスモードへと導いてくれます。
なんの抵抗もなくすっと口に入ってきて、蜂蜜を舐めているかのよう。そして中盤では麦が段々と主張しはじめ、余韻にかけてはやや濃厚なシェリーが湧きあがってきます。
40%に加水されていることもあって、アルコールの刺激はほとんど感じません。
穏やかに、しっとりと、優しく味わえる名脇役(やはり主役ではないかな・・・)。
瓶詰めが13年前でスクリューキャップですからコンディションに多少の不安はあったのですが、全く問題ありませんでした!残量は早くも0.7程度です。お見逃しなく!
開栓日:2010年5月13日
ショット価格:2,200円(本日5月15日なら半額ですよ♪)