The Cooper's Choice / LAPHROAIG 6YEARS(2006/2013) BOTTLED EXCLUSIVELY FOR SHINANOYA 700ml,59%

「ザ・クーパーズ・チョイス

　ラフロイグ６年(2006/2013)　信濃屋向けボトル」

　開栓日：２０１３年５月２１日　ワンショット価格：１，０００円

　信濃屋食品向けにボトリングされたクーパーズチョイスのラフロイグで、

　シングルカスクのラフロイグとしては非常にリーズナブルな１本。

　最初はスモーキーというよりはピーティな香りが支配的ですが、だんだんと

　スモーキーさも現れてきます。

　アタックはうっすらとシトラスをまとった甘さを感じ、それが火鉢の中の炭、

　燻し過ぎたにしん等に変化していき、フィニッシュで口から鼻に抜ける香りは

　まさしく薫煙室！

　全体的にやや甘みを帯びているため、過度にとげとげしい感じは受けませんが、

　しっかりとアイラモルトの力強さを感じられます。

 

 

 

THE COOPERS CHOICE／LAPHROAIG 6YEARS(2006/2013） 700ml，46％

「ザ・クーパーズ・チョイス

　ラフロイグ6年(2006/2013)」　700ml，46％

　開栓日：２０１３年５月１５日　ワンショット価格：１，０００円

 　ここにきて立て続けに２００６年蒸留のラフロイグがリリースされ、当店でも

　３本を仕入れましたので一挙にご紹介いたします。

　１本目はクーパーズチョイスより。 

　樽の種類はホグスヘッドでボトル総数３１２本。加水タイプながらもしっかり

　とメディスン系の香りが強くたち、スモーキー。

　口にするとアタックは芋焼酎のように甘く、中盤からは苦みを感じるほどに

　スモーキー。そしてフィニッシュにかけては硝煙系のピーティさも出てきて、

　しばらくは口の中が煙っぽさに包まれます。

　加水タイプだからと言って侮れないしっかりとピートの効いたラフロイグです。

DUN BHEAGAN／”ISLAND” 8YEARS 700ml，43%

「ダン・ベーガン

　／アイランド(タリスカー)８年」

　開栓日：２０１３年５月２６日　ワンショット価格：１，０００円

 

　ダンベーガンの旧ラベル。現在は主にスリーリバーズさんが輸入していますが、

　こちらのボトルは徳岡輸入のちょい古ボトル！

　ラベルに表記はないのですが、２００２年瓶詰めのタリスカーです。

　加水タイプですが、アタックからしっかりと磯の香りが出ており、現行１０年より

　パワフルな第一印象です。

　非常にオイリーなアタックで、舌の表面から中心部にむけてゆっくりと染み込んで

　いきます。ほのかな甘みを感じた後は、だんだんとスパイシーでスモーキーな味

　わいが広がり潮風に包まれるようなフィニッシュを迎えます。

　４３度にしては十分過ぎるほどに飲み応えのあるタリスカーです。プライス的にもオススメ☆

MURRAY McDAVID MISSION／STRATHISLA38YEARS(1967) 700ml，43.6%

「マーレイ・マックダヴィッド

　　・ミッションシリーズ／ストラスアイラ38年(1967)」

　開栓日：２０１３年５月２８日　ワンショット価格：２，４００円

 

　今や貴重な１９６０年代蒸留のストラスアイラで、瓶詰めもやや古め。

　バーボン樽のあとに甘口のバニュルス（グルナッシュ種）ワインの樽で熟成

　されています。ボトル総数３００本。

　バニュルス樽の影響か、色合いはややルビーがかった茶色をしております。

　アタックではクリーミーな甘い香りが目立ちますが、ナッティな麦芽の香りと

　メープルシロップ、樹液を連想させる香りが出てきます。

　ねっとりとボリューム感のあるボディで茶葉多めで淹れた紅茶のようなテイスト

　を感じ、中盤からは舌先と頬の内側にタンニンを感じます。

　バニュルス樽の影響が出ているのだと思いますが、他の長熟ストラスアイラとは濃さの方向性がちょっと違って、

　より複雑な印象を受けます。今後の変化も楽しみですが、好みは分かれるかもしれません。

 

Johnnie Walker Swing（Bottled at 1980's）

「ジョニーウォーカー・スイング(1980年代流通品)」

　開栓日：２０１３年５月２１日　ワンショット価格１，４００円

　デューティーフリーボトルで、容量ならびに度数の表記が見当たりませんが、

　銘酒辞典等みてみると、容量は７５０ml、度数は４３%であろうと思われます。

　船が揺れても倒れないようにと、底面が湾曲した独特の形状をしていて、

　実際先端を軽く押してみるとしばらく前後に揺れています。

　で、肝心の味わいですが、オールドのブレンデッドにありがちなひね香は

　出ておらず非常に良好な状態！

　バター、キャラメル、ピーチなど、爽やかさと濃密さをあわせ持った華やかな

　芳香で、口に含むとどっしりと重厚でフルーティー＆ハニーな甘さが広がります。

　それでいて中盤からは微かにピートの存在を感じさせ、モルト比率の高さも

　うかがわせます。旨いっ♪

 

ESCORIAL GREEN 750ml,56%

「エスコリアル・グリーン（陶器ボトル）１９８０年代流通品」　

　開栓日：２０１３年６月４日　ワンショット価格：１，２００円

 

 
　恐らく非常にレアなオールドリキュールです。バックラベルには

　”PRODUCT OF WEST GERMANY" の文字が！

　生産者は現在もビターズで知られるリーマシュミット社で、１９８０年代の

　銘酒辞典にはこの陶器ボトルと陶器ではない通常のボトルの２種類が

　しっかりと掲載されています。

　私自身も現物は初めて見るボトルでしたので怖々購入したのですが、

　開けてみたら状態も良く、大好きな味わいで一安心でした。

　簡単に言うとシャルトリューズのヴェールに近いのですが、色合いは

　緑と言うよりは透明に近く、かすかに緑がかっている程度。

　香りはシャルトリューズ・ヴェールにかなり近く、口にするとよりドライで

　シャープな印象を受けます。鼻に抜ける感じはミントキャンディやハーブ

　キャンディのようで甘さとともに爽やかさも感じられます。

　ミュンヘンの街を描いたアーティスティックなラベルデザインも目を引く

　貴重なオールドリキュールです。

　恐らく現在は終売となっているものと思われます。この機会をお見逃しなく！