GDPが日本を抜いて世界2位になった中国。先週のFincial Timesは"CHINA SHAPES THE WORLD"という特集を組んでいて、連日、中国経済の変化、世界経済に与えるプラス、マイナスのインパクトについて、大きな紙面を割いています。日系企業が米国のユニバーサルスタジオやロックフェラーセンターを買っていた一方で、中国では天安門事件があったりしたバブル期に就職した自分には、20年ちょっとの年月が経ったとはいえ、まさに隔世の間があります。
とっても、卑近な例なのですが、こちらでもいろんな場面で中国の存在感を感じます。今回はそのいくつかを、ご紹介します。
(1)ロイヤルオペラハウスの時計
先日、初めて気がついたのですが、ロイヤルオペラハウスのボックスオフィスには壁掛け時計が3つかけてあり、3つの世界都市の時刻を知らせてくれます。その3つとは、どこだと思いますか?ロンドン、ニュー・ヨーク、そしてなんと北京の時刻でした。ロイヤルオペラハウスの観客で、中国人が日本人より多いとはとても思えないので、私としてはこれは衝撃的でした。今は少なくても、今後の大市場になるに違いないと踏んで、今から中国人向けのマーケティングの一つとして、時計を使っていると思ったのです。「中国人のお客様はROHにとってとっても大事なお客様です」と時計は言ってました。
(2)欧州の旅行地にて
イギリスの観光地には、積極的にもの売りを仕掛けてくる個人みやげ物屋さんはいないのですが、スペイン(バルセロナのサクラダ・ファミリア前とか)、フランス(パリのエッフェル塔とか)の超有名観光地には、歩いているとスカーフや彫像などなどを道端で売りつけてくる人たちがいます。「コンニチハ」「シェンエン(1000円)!!!」とか言って、話しかけてくる人たちです。話しかけられれば、いちいち断るのもうっとうしいし、結構まとわりつかれるケースも多いので、ホントこの手の人たちは好きではありません。
最近は、観光地も様子が変わりました。殆どといって良いほど最初の言葉は「ニーハオ」です。初めてそう言われたときは、私は驚いて、思わず立ち止まってしまいました。そして、彼に「(キッパリ!)中国人じゃありません」。
今や、「ニーハオ」が当たり前です。そして、私は彼らの横を通るつど、(日本語で話しかけてくれよ〜。コンニチハ)とつぶやくのです。寂しい・・・・・・
(3)この東洋人は何人?
昔は、観光地で東洋人を見かけても、「この人が日本人、中国人、韓国人か?」は一目で峻別できました。男の悲しさ?か、特に女性については、一目瞭然でした。(日本人とは)服装が違う、化粧が違う、髪形が違う、歩き方が違う・・・・ってな、感じで。
最近はナショナルギャラリー、大英博物館、ロンドン塔、タワーブリッジなどの代表的ロンドン観光地を訪れても、正直、区別はとても難しいです。まだ、おば様がたはわかりますが、若い女性は全くといって良いほど区別がつきません。てっきり、日本人だと思ったのに、隣の友達と話し始めたら中国語だったとか、一緒にいるお母さんらしき人を見たら、(中国のかただったんですね・・・)とわかったり。
独断と偏見ですが、間違いなく「中国の女性は、経済成長とともに綺麗になった」。
もちろん、欧州で見かける中国人のかたは、13億人(でしたっけ?)のごくごく一部の偏向したサンプルなので、一般化はできません。ただ、欧州にいても、中国や中国人の存在感がましているのを日々感じます。
とっても、卑近な例なのですが、こちらでもいろんな場面で中国の存在感を感じます。今回はそのいくつかを、ご紹介します。
(1)ロイヤルオペラハウスの時計
先日、初めて気がついたのですが、ロイヤルオペラハウスのボックスオフィスには壁掛け時計が3つかけてあり、3つの世界都市の時刻を知らせてくれます。その3つとは、どこだと思いますか?ロンドン、ニュー・ヨーク、そしてなんと北京の時刻でした。ロイヤルオペラハウスの観客で、中国人が日本人より多いとはとても思えないので、私としてはこれは衝撃的でした。今は少なくても、今後の大市場になるに違いないと踏んで、今から中国人向けのマーケティングの一つとして、時計を使っていると思ったのです。「中国人のお客様はROHにとってとっても大事なお客様です」と時計は言ってました。
(2)欧州の旅行地にて
イギリスの観光地には、積極的にもの売りを仕掛けてくる個人みやげ物屋さんはいないのですが、スペイン(バルセロナのサクラダ・ファミリア前とか)、フランス(パリのエッフェル塔とか)の超有名観光地には、歩いているとスカーフや彫像などなどを道端で売りつけてくる人たちがいます。「コンニチハ」「シェンエン(1000円)!!!」とか言って、話しかけてくる人たちです。話しかけられれば、いちいち断るのもうっとうしいし、結構まとわりつかれるケースも多いので、ホントこの手の人たちは好きではありません。
最近は、観光地も様子が変わりました。殆どといって良いほど最初の言葉は「ニーハオ」です。初めてそう言われたときは、私は驚いて、思わず立ち止まってしまいました。そして、彼に「(キッパリ!)中国人じゃありません」。
今や、「ニーハオ」が当たり前です。そして、私は彼らの横を通るつど、(日本語で話しかけてくれよ〜。コンニチハ)とつぶやくのです。寂しい・・・・・・
(3)この東洋人は何人?
昔は、観光地で東洋人を見かけても、「この人が日本人、中国人、韓国人か?」は一目で峻別できました。男の悲しさ?か、特に女性については、一目瞭然でした。(日本人とは)服装が違う、化粧が違う、髪形が違う、歩き方が違う・・・・ってな、感じで。
最近はナショナルギャラリー、大英博物館、ロンドン塔、タワーブリッジなどの代表的ロンドン観光地を訪れても、正直、区別はとても難しいです。まだ、おば様がたはわかりますが、若い女性は全くといって良いほど区別がつきません。てっきり、日本人だと思ったのに、隣の友達と話し始めたら中国語だったとか、一緒にいるお母さんらしき人を見たら、(中国のかただったんですね・・・)とわかったり。
独断と偏見ですが、間違いなく「中国の女性は、経済成長とともに綺麗になった」。
もちろん、欧州で見かける中国人のかたは、13億人(でしたっけ?)のごくごく一部の偏向したサンプルなので、一般化はできません。ただ、欧州にいても、中国や中国人の存在感がましているのを日々感じます。