アマチュア無線局 JO1KVS

運用やグッズ、その他思いついたことを書き込んでいます。役に立たない独り言ですがよろしくお願いします。

HF~50 SSBに出よう

2007年10月27日 20時33分56秒 | アマチュア無線
 当局は、開局がFT690で50MHz帯でデビューでした。
 当時6mは一番安く開局できるバンドで、同年代の若者で賑わっていました。アンテナは買うお金が無いと皆自作しました。
 FMではグループで毎日賑やかに交信している人がたくさん居ますが、いきなり入っていくには難しく、新参者の私はSSBでCQを出している局と交信したり、自分からCQを出して交信しました。毎日こんなことをやっていると、同じような人と何度か交信することになります。また何度か交信したことある局同士が仲良く会話しているところに遭遇したりします。そこにブレークかけてご挨拶したり、次に交信した時に皆さんとの交信を話題にしていくうち、だんだんと仲間が増えFMでも交信するようになっていきました。
 SSBは単独の局にとってオンエアしやすく、初交信を重ねる出会いの場でもありました。Eスポや移動局が出てくるとパイルになり、それを呼ぶもの楽しかったです。かすかすの信号でお互い叫びながらギリギリの交信をすることが出来るのもSSBならではでした。
 その後144や430のリグ、FT290やFT790Rを揃えましたが、年代の違いや、SSBは設備にお金をかけている人が多く、FMもおじさんばかりで、釣り合いが取れず、慣れ親しんだ6mほどの居心地は無く、ただ出れる、という状態でした。
 なけなしの小遣いはたいてHFもはじめました。当時は7、21、28のそれぞれ自作のフルサイズの逆Vを団地の屋上に張ってました。これはよく飛んで、7メガでは思わぬパイルを浴びることも。10Wでも結構勝負できました。考えてみればバランも使わず平気でやっていましたね。余計なコイルの無いフルサイズのワイヤーは、バンド外の電波の受信には最高で、BCLも楽しめました。海外のパケット中継局にコネクトをかけてみれば、東南アジア、南太平洋、オセアニアは楽勝で常につながりました。電離層反射で交信するHFはBCL少年だった自分にとって自ら電波を出して遠くまで送り届けることが出来、嬉しいバンドでした。50でSSBをやっていたので、HFの運用には抵抗がありませんでした。

 当時はこんな感じで無線をやっている方、多かったと思います。またそのように始められた方は比較的長く楽しまれているように思います。そんな自分から見ると、144/430FMだけで無線をやっている人がもったいなく見えます。人それぞれの楽しみだからそれもいいんですけど、特にハンディ機から無線を始めた人がすぐに無線をやめていってしまうのを見ると、ハンディ機の無かった時代だったら、HFや6mから無線をはじめて長く無線を続けたのだろうな、と思ってしまいます。
 そんなわけで、まだやったことの無い方には、HFや50のSSBは無線の原点みたいなものがあるので、是非やってもらいたいわけです。(50はとても寂しくなってしまいましたが)
 安い中古のリグに自作ワイヤーアンテナで十分楽しめます。家で無理なら車に機材を積みましょう。河原でアンテナ張れば固定局並の電波が出せます。モービルホイップでも結構遊べます。HFはロケーションが多少悪くても全然平気なんですよ。
 メーカーさんも安いHFのリグをどんどん出してくださいね。モノバンドでもいいですから~(笑)。
コメント
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