アマチュア無線局 JO1KVS

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昔のラジオライフに充電の記事がよく出てました

2016年03月28日 00時01分00秒 | アマチュア無線
ニッケル水素充電池つながりで充電ネタです。
昔のラジオライフには、当時はニッカド電池時代でしたが、充電に関する記事がよく出てました。

急速充電にはタイマー式、パルス式、-Δピーク検知方式などがあることや、充電電流には急速、標準、トリクルがあることなど。

当時、FT73とかC450をよく持ち出していたのでニッカド電池の充電は高い関心事でした。

特に好きな記事はトリクル充電に関すること。
満充電に二日以上くらいかかるけどそのまま充電しっぱなしでも過充電にならない方式です。
旅館に備え付けてある懐中電灯がこの方式ですね。

充電に必要な電気は容量の約1.5倍。700mAHの電池ならトータルで1050mAH。トリクル充電はたいてい50時間。50時間でこの値に達するように電流を計算すると、50/1050=21mA
皆さんお持ちの13.8Vの安定化電源だと電池との電圧差を
13.8-1.2=12.6V として
電流を21mAに抑えるには、オームの法則で
抵抗値=電圧÷電流なので 12.6÷0.021=600Ω

安定化電源に600オームの抵抗を通してつなげば700mAHのニッカド電池をトリクル充電出来る訳です。

容量2100mAHなら1.5倍して50時間で割ると必要な電流が出ます。
63mAと出ました。
あとは電源との電圧差からオームの法則で抵抗値を出すだけ。
この場合だと抵抗は200Ωですね。

抵抗値は簡単に出せますが念のため耐電力の確認をしておきましょう。
12.6×0.063=約0.8ワットと出ました。
お手持ちの耐電力1/4ワットの抵抗だと耐えられませんから分散させるために1Kオームを5個並列にするといいと思います。

安定化電源は多くの方が常時電源オンにしていると思います。
ならば抵抗を介して充電池を常に満タンにしておくのに利用するのはどうでしょう。非常時にも役立つと思います。

安定化電源との電圧差が保てれば直列での充電も可能です。
電圧差が減る分抵抗値も変えてください。
但し直列の場合は電池の機嫌で充電にムラが出ますので出来ればそれぞれ抵抗を通して一つづつ別回路で充電したほうがいいでしょう。

注意点として、電池それぞれ使用用途に応じて設計されているので、トリクル充電が適さないものもあります。50時間で止めれば問題は起きないでしょうが、それ以上やってもいいかどうかは電池によりますのでご注意ください。
特にエネループは自己放電が小さいだけに満充電を迎えた以降のトリクル充電はダメかもしれません。更に電流を減らせば、例えば1mAならいける?とは思いますが、危ないかな?。
何しろガス漏れ、液漏れ、加熱、膨張、発火、爆発は否めないだけに、注意は必要です。
コメント
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