アマチュア無線局 JO1KVS

運用やグッズ、その他思いついたことを書き込んでいます。役に立たない独り言ですがよろしくお願いします。

ネジの締め具合(トルク)

2017年10月07日 06時50分00秒 | アマチュア無線
ネジを工具で締めるとき、回らなくなるまで目一杯締めてはいけません。
過度に力をかけると何かが壊れてしまいます。
材質や用途で「このくらいの力で」と言うのが決められています。

サービスマニュアル等に記載があるはずで、力加減が解る工具、トルクレンチで締めれば万全です。アルミのエンジンのネジ等は特に注意が必要です。

私もタイヤのホイールを車に付けるときはトルクレンチを使っています。

でも普通の作業ですべてのネジに対してトルクレンチを使う人はさすがにいませんね。
体感的にこれではきつ過ぎる、これでは緩過ぎる、と無意識に作業しています。

一度緩める作業の時に、すぐその場で全く元の位置まで締めてみる、緩めて戻す、をやってみてください。
そのネジが勝手に緩んでいなければ、その位置に戻した時の力加減が適正なトルクに近いものです。
固着していて緩めるのにかなり力を要したネジでも、恐らく、えっ?こんなもんなの?くらいの力加減です。

ホイールのナットもトルクレンチで締めてみると、こんなもんなのか、もうちょいいけるよね、くらいの力が適正値でした。(トルクレンチ自体が長めなのでそう感じるだけかも知れませんが)

海外のレーシングチームのメカニックは1/4インチ角のソケットレンチを多用するらしいです。なんとも頼りなさそうに感じる工具なのですが、これが力の入れ過ぎを防ぐからいいのだ、とか、
日本のスパナでも握るところの面取り加工がされてなくて強い力をかけると手が痛くなるやつは、実は力の入れ過ぎを防ぐためだったとか、トルクに関する話題は結構あります。

一方で、柄が1メートル以上ある強力な工具もあったりして、それはそれで使い道があって面白いのですが。

是非適正な力加減、意識してみてください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする