アマチュア無線局 JO1KVS

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モービルホイップを逆さに使う実験をやっている方が居ました

2019年04月13日 15時59分47秒 | アマチュア無線

これはとても面白い実験です。

ベースローディングのモービルホイップを逆さに建てて使ってみる実験。
恐らくトップローディングにして効率アップ、ということなのでしょう。

実際は、同じ値のコイルでも入れる位置によって同調する周波数が変わってしまうので、逆さにした時点で大きく同調周波数が変わってしまいます。
さらにマッチングも崩れてしまいますからSWRがべた落ちになることは難しいでしょう。

この5つのアンテナは、全長が同じ、コイルも同じだとします。
すると、左のアンテナは同調する周波数が低く、右に行くにつれて高くなっていきます。

電流腹にあるコイルほど延長効果があるので、1/4λのアンテナならベースローディングだとコイルが少なくて済み、トップだとたくさん巻かないと同じ周波数のアンテナにはなりません。逆に言えば、コイルの挿入点をずらせばいろんなバンドのアンテナに変身できる、ということです。

今回の実験はあてが外れたようですが、いずれかの周波数でトップローディングのエレメントとして機能することは確かです。
元々7MHzのベースローディングホイップかな、と思いましたが、逆さにしたら22MHzに同調したそうです。

若干オフセットのセンターローディングだったら、10と18MHz、18と21MHzとか、逆さにすると2バンドに使い分けるアンテナが作れる、ってことです。
周波数が近ければそれほど動かす必要もなく、全体をひっくり返さないで、3つのパーツに分けてコイル周辺の真ん中だけひっくり返せばいい。

これは大発見かも。

以前、ペットボトルに電線を巻いて作ったアンテナで、上を巻いて下を解す、みたいにしてアンテナ全体の長さ、コイルの巻き数を変えずにコイルの位置を変えて同調を取ったことがありますが、これと同じことですね。

いい実験を見ました。

コメント
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