参考:ARRISスクールコンタクトのサイト
国際宇宙ステーションのアマチュア局との交信の特例と言う通達のおかげで、一定の条件下で従事者免許を持たない児童、生徒が交信に参加できるのです。FBですね。
先週は京都の学校との交信が行われましたね。
私も待ち受け受信してみました。
アンテナはベランダのモービルホイップ。
リグはハンディ機でも十分なのですが、今回はFT817を使用しました。
なぜでしょうか。
それは細かいステップのVFOが使えるから。
国際宇宙ステーションはライフルの弾よりも遥かに速く移動しているので、飛んでくる電波に誰でも感じられるほどのドップラー現象が起きるのです。
救急車のサイレンが、近づいてくるときは高くピーポーピーポーなのに目の間を通り過ぎると低くピーーポーーピーーポーーとゆっくりになる、あれの電波版です。
実際移動しているものからの電波は必ずドップラー現象が起きるので、逆に受信アンテナを高速回転させながら周波数の変化を測ると電波が飛んでくる方向を正確に判定できたりします。総合通信局にはこの設備があるので複数箇所から同時に測ると発信源が一発で判定出来るのだとか。だったらもっともっと違法、不法局を捕まえて欲しいですね~。
FMモードなので1kHzくらいずれていても違和感無く交信できちゃいますが、さすがに2kHzもずれると信号強度も音質もおかしくなってきます。
特に国際宇宙ステーションを聞いていると最後の方は信号が落ちるだけではなく、やたら音質が悪くなる。
これは周波数がドップラー現象で低くなっているのにこちらが対応していないからです。
今回はこれに対応してみようと思いました。
先ずは聞こえ始めに対応します。
周波数を少し高めにセット。
数分で信号が十分強くなったら周波数をプラマイゼロに。
ピーク過ぎたらマイナスにしていきます。
ドップラーシフトは±3kHzだそうです。
やってみたらいつもより最後の方は信号が弱くなっても明瞭でした。
センターメーターの付いているリグならもっと正確に追えますね。
衛星通信のソフトと連動させると完璧に追従できるそうです。
次回も楽しんでみようと思います。