IC9700とパソコンをUSBケーブル一本でつないでみました。
出来ることはいろいろあるようですが、まずは基本のCI-Ⅴ(シーアイブイではなく シーアイファイブ)
無線機の制御関係で、八重洲だとCATに相当するものです。
これで無線関係のソフトとデータをやり取りできます。
一番親しめるのはハムログに周波数とモードを自動で取り込む機能。
ハムログは複数の入力窓を開くことが出来て、それぞれ周波数とモードを書き留めておける。この情報に無線機を合わせることも出来るので、バンド内に呼びたい局がたくさん見えたらその数だけハムログの入力窓を開いて(CTRL+任意の数字 CTRL+2とか)それぞれの窓に今受信している局のコールサインを入れる。受信周波数もその時にセットされるから仮メモリーになる。
そのうちどれか交信できて登録したら、まだ交信していない局の入力窓をクリックしてアクティブにして、右クリックして「リグの周波数を設定」またはCTRL+¥
これ、結構便利ですよ。ただ、未交信なのに登録しないよう気をつけて。稀に交信していないのにカードが届くことがあるのですが、交信しようと入力したデータを登録しちゃったからなのでしょう。
ハムログはアイコムのリグは2台同時に使用できます。当局は入力窓1~4はIC7610に、5~6はIC9700用にしています。
CtestWinも同様にデータのやり取りが出来ます。こちらはリグ2台の切り替え機能があります。リグ1に7610,リグ2に9700をセットしました。
ハムログとCtestWinを同時に使いたいときはどうするか。ポートは先にセットしたソフトに占有されてしまうので、同時使用は基本できないのですが、これを出来るようにするソフトがあります。VSPEというもので、32ビット用は無料、64ビット用は有料です。ウィンドウズvistaのときは無料で使っていましたが、今は有料登録して使っています。
このソフトのSplitter機能を使って、パソコンに例えばCOM5と認識されたポートをVSPEでCOM7という仮想ポートに変換してもらうと、複数のソフトがCOM7を指定出来るようになります。
ハムログ以外にもCI-Ⅴを使用するソフトを複数起動する場合は必携のソフトとなります。例えばCW Skimmer とか。
サテライトソフトもドップラーシフトを自動的に追ってくれたりするときにも必要になりますね。
他にもUSBケーブルにはクローンソフトでメモリーや設定をやり取りできます。
オーディオインターフェースも入っているので、FT8やPSK31もUSBケーブルだけで出来るようになります。(マイク入力相当の端子になるので、保証認定不要で変更手続き出来ます)
RTTYも打てるようです。(RTTYがAFSK方式なら上記と同じことなのですが、FSK方式だとしたら、PCはFSK用の打鍵器、附属装置になってしまうので、保証認定になるのでしょうか・・・)
疑問は残りつつも便利になるので繋がない手はないです。