雪用のタイヤチェーン、案外原始的な手段なのに相変わらず有効な手段として君臨してますね。
スパイクタイヤが路面を削り、粉塵公害、路面損傷、舗装路(鉄板の上ではなおさら)ではかえって滑る、などが問題視され、凍結路では最強とも言われたスパイクが使用できなくなり、代わりに生まれたスタッドレスタイヤ。鋲の無いタイヤ粉塵の発生しないタイヤだからスタッドレスタイヤと言うわけです。
スパイクタイヤが忘れ去られてもこの名前使い続けるのかなぁ・・・
犬が氷の上を歩けるのを見て、足の裏のシワシワが有効だと気づいたのが始まりみたいですね。
これはこれで横断歩道を歩く歩行者に支障が出たのはあまり知られていない。
横断歩道の上の凍結路がザラザラして滑りにくかったのに、スタッドレスタイヤに磨かれてツルピカに。慣れた北国の人でも転倒する事故が増えたとか。
スタッドレスタイヤ、雪国でなくても履く人は増えたかな。少なくとも城山湖に来るフルタイム四駆のスバル車の人は半分以上スタッドレスタイヤですね。滅多に降らないのに。
で、チェーンの携行率となるともっと下がります。スタッドレスタイヤの人ほど持たないと思います。使う場面がさらに限られてくるから。
でも究極を考えたらそれでも必要ですね。
私も車が変わり、タイヤの大きさがワンサイズ大きくなったのでチェーンも買い直しました。
最初に乗った車はスバル・レオーネ。鉄のハシゴチェーン。
使ったのは一回だけ。高速道路で。四駆のスタッドレスタイヤなのに大雪で装着指示が出され、巻きました。
走っていたら一部切れて、切れたチェーンが暴れまくり、車が傷だらけに・・・
すぐに外して、スタッドレスタイヤのみ走行に切り替えた思い出が。
次の車は長年乗ったインプレッサWRXスポーツワゴン。タイヤハウスが狭いため一般のチェーンはダメ。ディーラーで買った専用チェーン(リングチェーンと言うものでした)を持っていました。お店のきれいな床の上で一回だけ試し履きしただけで24年間使わずじまいでした。
平行して使っても大丈夫だろうと取り付け簡単タイプの亀甲チェーンもヤフオクでゲットして持ってました。これも一度も使わず。
スキー場には相当数通いましたがスタッドレスタイヤのみで事足りました。
私、この簡単取り付けチェーン好きなんです。(笑)
車を停めたままジャキアップもせずサッと出来ちゃう。
あの青いリングの付いたチェーンです。
そう言えばハシゴチェーンでもこんなやり方あったよな~。
ありましたよね。
地面でタイヤの向こう側にチェーンの端を送り込んで一周させて、内側だけ長めに端をつないで、地面で半周戻してからチェーン全体を持ち上げつつ上から被せる。その後外側を留め、ゴムを張って出来上がり。
チェーンの端は内側、外側わかるように色分けしておくのがポイント。
最近聞かないですね。
細いタイヤなら簡単。太いタイヤは厳しい。今の車はタイヤ太いの多いから聞かなくなったのかも。
この不思議なやり方は、タイヤの真上から見た断面の外周(四角)より真横から見た外周(円)の方が長い、と言うことを利用している方法です。
軽自動車の実用車ならやり易いかな。
覚えておくといいと思います。
そうそう、持っておくといいのが、針金ハンガーを変形させたフック。これをですね、向こうを回したい端に引っ掛けてから、先に送るんです。
簡単に端っこを回せますよ。
簡単に端っこを回せますよ。