アマチュア無線開局時、公営の団地に住んでいました。
当時は各家庭のテレビアンテナが屋上に乱立していた時代から、共同受信に変わっていく過渡期でもありました。
最初は窓に付けた竹竿で垂直ダイポールを吊り下げてやったりしてました。
屋上にアンテナを立てさせてもらう許可を得て立てたのは50MHzのGP。
マストのステーはテレビアンテナ用のもの。屋上の端には縁を押さえるボルト、ナットが等間隔にあってステーを張るのに苦労しませんでした。
ステー4本に加え、追加したのが逆Vダイポールアンテナ。同じ給電部に3組のエレメントを付けました。7、21、28MHzです。今思えば50MHzも付けるべきでした。
エレメントもステーになるのでステーが10本もあるマストになりました。
倒壊することは一切ありませんでした。
メンテナンスで下ろすときは足元の屋根馬をずらしてマストを倒すだけ。立てるときはその逆。モノポールテントみたいな感じでした。
団地の屋上の真っ平らな場所独り占めのアンテナは、それはもうよく飛びました。
雷一度も落ちなかったのはラッキーでしたね。
近くに斜面がそびえていてこの上にさらに高圧線の鉄塔があったからかな。
ダイポールアンテナは、別バンドのエレメントを足しても全然OK。市販品に追加も可能。電線加えて引っ張るだけ。是非マルチバンド目指してやってみてください。