ある社会系バラエティで、世界の紛争を解説者が説明していました。ゲストの若者、子供達に、世界にはいろんな価値観、考え方、立場の人が居る。紛争を防ぐ、解決するには、お互いの思想、価値観を認め合って理解して、仲良くしていけると良いね、と締めた。
次の話題に進んだ。女性の顔出し禁止の国が紹介された瞬間出演者達の、信じられない、差別だ、これはいけない、の大合唱。
確かに日本人から見ればおかしいし、その国の多くの人がそれに疑問を持っている感じだけれども、そうすべきと当たり前に思っている人の価値観は踏みにじっていいの?
さっきのまとめと矛盾してるなぁ。
と思いっきり思ったことがありました。
近年マスクの義務化(ではないけど実質ね)を経験してきたらなんかそっちが当たり前になってなかなか戻れない空気に。その国の女性顔出し禁止も、そんな空気感なのかも知れません。
鯨を捕って食べる日本人が許せない人達も居ますね。我々はその鯨をちゃんと尊敬して供養していただいている。なんと捕った鯨にはすべて戒名までついているそう。捕鯨を批判する正義ぶっている国はかつて油を取るためだけに殺戮しゴミにしていたのに。
元々適正な量を調整するための国際捕鯨なんちゃらは、捕鯨反対(と言う価値観を持つ)国による反対の場と化してしまった。今日本が抜けて財政が立ち行かなくなっているという。ざまあみろだ。むしろ鯨が増えすぎてその関連でサメも増えて人が食われる事故が増えていると言うブーメラン(あくまで一説)。そのうち船舶の安全航行にも・・・おっと、話が暴走してしまった。
さて、話はアマチュア無線の運用。
よくこれは変、何でこうしているの、ヤメロヤメロ、と話題になるものがいくつかあります。
音楽流し続けている輩の価値観はさすがに正義は無いと思いますが、
クセの強い運用にもそれなりの理由、正義がある、はずなんです。
擁護するわけではないけれど。
はい、擁護ではないですよ。
そこ考えてみてください。
例えば7MHzSSBで30局以上の局から同時に呼ばれ、ごちゃごちゃでさっぱりわからない場面、何度QRZ? やってもまた同じ。いやこりゃ参った。このまま消えちゃおうか(笑)。
特にほぼすべての局が、ジュリエットか、ジャパンと叫び始め、個別判断は非常に困難。最初の3文字、プリフィックスは聴いても無駄、さっさと個別符号であるサフィックスを言ってくれ、その方が拾いやすい。
がサフィックス呼びを求めるきっかけなのかなぁ、
とか、その人の立場で想像するくらいしてみても良いんじゃないかと。
出来ますよね。
え?できない?
それはあなたの想像力不足か経験不足、若しくは心が狭いからですね、多分。
あ、想像できない人の価値観を無視してしまったかな?
私はやりませんけどね。
不完全なコールサインもらっても聞き返しから始まるから効率悪いし、と言う説に同調しているわけではないですが、コールサインの一部だけではコールサインではないから、と言う方に一票です。法的にも正しくないし。
私、富士山頂で430でCQ出した時、最初3局くらい呼んできた。1局交信し終えたらとんでもなくパイルになった。もう最初に呼んでくれたあと2人?は強い局にかき消されて全く聞こえなくなった。
自分としては最初に私に気づいてくれたこの3人とは是が非でも交信したい。
交信終える度にどんどん強い局が参戦してくる。後から出てきた強い局、ずっと呼んでくれている弱い局。山頂局には聞こえる方から片づける(失礼)しかない。
なのでよく、先ほど呼んでいただいた方コール下さい、とか言って後から参戦には待って貰う事をやります。
だって強い人は次のチャンスいくらでもある。弱い局は富士山初めてだったり二度とない機会の可能性高いじゃないですか。そちらにも振りたいんです。(と言う価値観)
先程からずっと何度も呼ばれている方、に絞ったり、ハンディ機手持ちの方に限ったりして、先に呼び始めた方、不利な立場の方も取る工夫をします。RS51以下の人、と言ってみたこともあります。
それはこちらの気持ちとして、ですから、相手の中にはこんなに強い俺を一発で拾わないのは気に食わん、と言う人も居るでしょうし、強いのをさっさと片付けろ、その方が結果早く済むぞ、とか思う人も居るでしょう。
はい、これ私も含めて全部正義です。
その人にとっては。
リストを取ると言う運用もその人なりの価値観の中では正しい工夫の一つなのでしょう。
人の正義はその人なりにある。
それは他と相反する時もある。
だからこそ押しつけないのが共に楽しむ方法なのではないでしょうか。
(つまり、放っておけ、にかなり近い)
相手が何でやっているのか理解しようとした上で気にくわないと思うのは自由。で、その後すべきことは?
あなたがその立場の時それをしなければいい。
それだけのことだと思います。
あ、押しつけましたか?
そう感じた方は無視してください。