見栄講座って本知ってますか?
バブル時代に青年だった人なら知らない人は居ない名本です。
表紙からしてパロディ(プレッピィのガイド本そっくり)でしたが、いかに当時を格好よく(格好いいのか?)過ごす方法が挿し絵と解説で固められた楽しい本でした。
その本の影響力は凄かったですね。また読んでみたいです。
その中にヨットの話も出てきました。
ヨットは帆船だけど、帆船って風に押されて風下にしか進んでいかない乗り物だと思っている人が多いと思います。
が 実はそうではありません。船の底にはセンターボードという横流れを防ぐ板が取り付けられており、セールは風を受けるだけではなく風を流すことで揚力を発生させ、なんと風上に向かって45°の角度で進むこともできるのです。ジグザグに進むことで風上方向にも進んで行くことができます。 これらの事を繰り返していくので他の船との交差が生じます。その際どちらの船が優先かということが問題になってきます。風を右から受けているほうの船(スターボードタック)これが優先とされています。 風を左から受けている船(ポートタック)と右から受けて船が近づいていくと右から受けているほうの船に優先権があるので 右から受けている船は「スターボード!」と叫び左から受けている船に回避を求めます(実際はアイコンタクトで済みます)。これがヨットの常識として車に乗っていても左から来た車に対してスターボ、スターボ!と叫ぶとヨット乗りを演じることが出来る、みたいな事が書いてあったような気がします。(このくだらなさが良かった)
当時は逗子、葉山、江の島でヨットをやっていたら格好良かったようなのです。
私も江の島で毎週ヨットやってました。乗ってましたと言わないのはクルーザーでは無かったからです。海水浴びる時には浸かるそんな小舟のヨットです。あのオリンピックのヨットの奴です。おかげで今は顔だけ黒いおじさんです。顔は白く戻りません。😞まだ美白が叫ばれるのは遠い未来のこと。しくじりましたね。
で、当時格好良かったのかなぁと考えると、そうでもなかったかな。(笑)
スキー、テニス、軽井沢での過ごし方など、バブルが益々盛んになっていく頃のウキウキした時代が見えてくる見栄講座、図書館に行けばあると思うので興味のある人は読んでみてください。
以上、自転車の向かい風、セールがあれば漕がずに向かっていけるのを体が知っているだけに悲しくペダルを漕ぐKVSでした。
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