ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

命とは、私たちが使える時間の中にある

2018年04月03日 | メッセージ
「命というのは、君達が使える時間の中にあるんだよ」

105歳まで現役で医師をしながら、子どもたちに「命の授業」をされた日野原重明先生の言葉。

「生きていくあなたへ 105歳どうしても遺したかった言葉」日野原重明著 幻冬舎文庫より引用

子どもたちに、命とは、「私たちが使える時間の中にある」と話されていたという。

命が終わるということは、私たちの使える時間が終わるということ。

人生100年時代になり、人生の午後が増えた。

だからこそ、人生の半ばをどう生きるかが、
午後の人生、つまり、後半の人生を左右する。

暴飲暴食

働き過ぎ

私たちは、自分の使える時間を知らない。

けど、もし100歳まで生きるとしたら

日野原重明先生の様に、「長生き出来て幸せ」と言えるだろうか。

私たちが使える時間をどう使うのか。


私は、これまでお世話になった両親を始め、多くの方々に感謝し

自分のギフト(与えられた才能)を生かして、これまでの知見を世の中の役に立てて行こうと思う。

身近な人の笑顔のために何ができるかを考えること。

100歳になった自分に、それが出来ているか尋ねてみたい。
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無力ではない、微力なだけだ

2018年04月02日 | メッセージ
大学院に入学したばかりの頃の話。

臨床心理学の講義の後に、皆んなで食事にでかけた。

思い切って、大学院の先生もお誘いした。

講義が終わっているプライベートな時間にもかかわらず、先生は、私たちの相談を聴いてくれた。

私は、先生にこんな話をした。

東北の震災の後、被災地に赴き、

多くの方と接し、お話を聴いたり、子どもたちと遊んだりしたけれども

話を聴いたり、遊んだだけで、何もできなかったと打ち明けた。

その時、先生が、ただ目を閉じてじっと私の話に耳を傾けてくれた。

先生は、目を閉じて、じっと、じっと聴いてくださった。

そのご様子を今でも忘れない。

それから、じっくり、じっくり言葉を選んで、
以下の様なことをおっしゃった。

「無力でない。微力なだけだ。

あなたが、はるばるそこに赴いたというだけで価値がある」

過去も他人も変えられない。

しかし、ある人が、不完全でありながらも、ありのままで居る時、

関係性の中で、相手が変化することもある。

変化しないこともある。


覚えておきたいのは、私たちは、何もできないのではない。

無力ではない、微力なだけだ。

あなたが、その人のそばに居るというだけで価値があるということ。




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自分で考えて、自由に行動して、自分の人生を生きる

2018年03月29日 | メッセージ
・おしゃべりしではいけない

・走ってはいけない

・人に迷惑をかけないように

・騒音を立ててはいけない

・ここにゴミを捨ててはいけない

小学校から大学生まで、ほぼ授業は、聞くもの。

喋ってはいけない。

自由に発言してはいけない。

だから、考えない。

指示された通りに行動する。

それを続けてると、ずっと自分の人生を行きてない感じになる。

自分で考えて、自由に行動して、自由に生きたい。

自分の人生を生きよう。

その為には、自分が何を喜ぶか、自分を幸せにすることは、何かを大切にして。

苦手なことを克服したり、嫌なことを我慢するより

得意なことを伸ばして、
どうやったら、この得意や好きが社会の役に立つかを考えよう。

自分の思考・感情・行動には、自分に責任があるのだから。
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一度きりの人生 自分自身が喜ぶ人生を

2018年03月28日 | メッセージ
大学院卒業に際して、身に余るコメントの数々、
ありがとうございます。

ハラハラ、ドキドキしながら、新しいことに挑戦し前に進むエネルギーにさせていただきます。

卒業シーズンにちょうど、桜がきれいに咲きました。写真は、福岡市の桜坂の桜。
心あらたに、また、4月から、先生たちのための勉強会をします。

人格タイプ別接し方や保護者への接し方、発達障害など、様々なテーマで、単発で参加可能です。

4月は、6日午後7時から9時。
カウンセリグルームでします。

博多駅前4丁目7-1山宗ビル303号です。

お待ちしております。


さて、さて、もうすぐ新学期、新学年。

YOLO!
一度きりの人生、楽しまないと!


You
Only
Live
Once

ピップホップのラッパー ドレイクが流行らせた言葉。

一度しかない人生なんて、知ってはいるけど、案外みんな諦めて生きてる。

諦めないで、自分の人生を生きよう!

自分自身が喜ぶ人生を。

ミレニアルズ

定義は専門家により異なるが、
1980年ごろから2000年代初めに生まれた世代を指し、
2014年時点で米国の人口の約3割を占める。中核は20代。

10代からスマホを持ち、インターネットに慣れ親しんだ最初の世代。

働き始めるころにリーマン・ショック(08年)以降の経済停滞に直面し、
上の世代とは消費行動が違うことが注目されている。

ミレニアム(千年紀)に由来する。
(2015-04-26 朝日新聞 より)
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ハラハラ、ドキドキしながら、新しいことに挑戦し続けること

2018年03月25日 | メッセージ



写真は、東京、千鳥ヶ淵の桜。
皆さまの温かいご支援とご協力で、何とか大学院を修了いたしました。

紅白歌合戦のある東京、渋谷のNHKホールでの学位授与式に参列しました。

「今日の佳き日は、終わりの始まりに過ぎない。

ボンボヤージュ!」

放送大学の来生(きすぎ) 学長からのはなむけの言葉を頂戴しました。

これは、ウィンストン・チャーチルの言葉だそう。

Now this is not the end.

It is not even the beginning of the end.

But it is, perhaps, the end of the beginning.

Winston Churchill

今は終わりではない。

これは終わりの始まりですらない。

しかしあるいは、始まりの終わりかもしれない。


そして、学長はこう続けられました。

「未知や無知の自覚を持ちながら

ハラハラ、ドキドキしながら

新しいことに挑戦すること、

生涯に亘って学び続けることは、

おごることなく未知や無知を自覚するのは、

強い生き方、美しい生き方である。」


大学卒業生代表の男性は、

1991年に放送大学で勉強を始め、働きながら、

2018年に大学を卒業されたそう。

この方の長年の努力を思うと、心に響くものがありました。

あらためて、諦めないこと、仲間の大切さを痛感しました。


生きるとは、学ぶこと。

未知や無知を自覚し続け、学び続けることは、生きること。

そして、何より 家族、仲間、同級生の協力なしには、

働きながら大学院を修了することは、出来ませんでした。

今日の佳き日は、励まし合い、助け合った仲間としばし、

これまでの努力と成果を等身大で喜び、

これから、この知を世の中の役に立てるために

卒業を機に、新たなスタートを切ります。

また、ハラハラ、ドキドキしながら、前に進みます。
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怖いと感じる時は勇気があるということ

2017年12月02日 | メッセージ
論文の締切りが近づいて、不安で焦ります。

間に合うか考えると、怖いと感じます。

カウンセラーの先生からこんな事を教えていただきました。

「新たなステップに上がろうとするとき
私たちは、怖いと感じる。

もし、あなたが怖いと感じていたら、
勇気も感じる。

ポテトチップス食べながら、ビール飲みながら、テレビ見てても勇気は、感じないよ。」

確かに、その通り。

勇気を感じて、がんばろう。
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訓練用の緊急速報メール

2017年11月30日 | メッセージ
明日の12月1日午前10時に訓練用の緊急速報メールが来るそうです。

地震の時にすごく驚いたので、ここにお知らせしておきます。

対象は、福岡市の方々です。

以下、転載します。
***

福岡市から事前のお知らせ
~ミサイルに備えた訓練用緊急速報メール配信~

福岡市では、弾道ミサイル発射に備え、12月1日(金)午前10時にミサイル発射情報、10時5分にミサイル通過情報を、市内に滞在している方の携帯電話に訓練用の緊急速報メールにて配信します。
メールを受信しても避難する必要はありませんが、この機会に身を守るための行動について考えましょう。

【注意事項】
・メールには、最初に「訓練」という文字が入ります。訓練ですので落ち着いて内容を確認してください。
・着信音はマナーモードにしていても鳴ります。都合が悪い方は緊急速報メールの受信設定をオフにするか、電源をお切りください。
・訓練に合わせ、市地下鉄の全列車が数分間停車します。

広く周知のため、ご家族やお知り合いへの情報共有をお願いいたします。

訓練の詳細は、福岡市ホームページをご覧ください。

福岡市市民局防災・危機管理課
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言霊(ことだま)

2017年11月01日 | メッセージ
言葉はいちど口から出るとそれを取り返すことができません。

「言霊(ことだま)」

どんな言葉を口にするか

メールに書くのか

大切にしたいものですね。

マザーテレサは言いました。

***
思考に気をつけなさい
それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい
それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい
それはいつか運命になるから。

***

子どもが生まれて
「ママ」と言う言葉を最初に話しました。

「ママ、マンマ」と喋り

「ママ大好き」と話ました。

生まれつき
「ママ大嫌い」「ママのバカ」と話し始める子どもは、いません。

親もついつい「ママも嫌い」なんて言ってしまいたくなるけれど、
反対の言葉を言っている子どもの心を考えてあげましょう。

「あなたが、ママ嫌いでも、
ママは、あなたが大好き」



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一度きりの人生

2017年10月08日 | メッセージ
対馬に行ってきました。

10年前に初めて訪れた時には、カウンセリングを教えに通うことになるとは、夢にも思っていませんでした。

リアス式海岸の美しい緑と海の碧。

人口わずか3万人の島。

どんな場所でも、置かれた場所で花を咲かせて欲しい。

楽しく人生を送ってほしい。

YOLO!
一度きりの人生、楽しまないと!


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Live
Once

ピップホップのラッパー ドレイクが流行らせた言葉。

ミレニアルズ

定義は専門家により異なるが、1980年ごろから2000年代初めに生まれた世代を指し、2014年時点で米国の人口の約3割を占める。

中核は20代。10代からスマホを持ち、インターネットに慣れ親しんだ最初の世代。

働き始めるころにリーマン・ショック(08年)以降の経済停滞に直面し、
上の世代とは消費行動が違うことが注目されている。

ミレニアム(千年紀)に由来する。
(2015-04-26 朝日新聞 より)
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Happy Wife , Happy Life

2017年09月07日 | メッセージ


"Happy Wife、Happy Life"という言葉を聞いたことがありますか?

「幸せな奥さんは、幸せな人生」

ってことは、

「奥さんが幸せならば、自分の人生も幸せ」

いい言葉だなあ〜。

イギリスに住んでいる女性からこの言葉を聞いて、
皆さんにも紹介したいと思い、許可してもらいました。

彼女のご主人は、彼女の希望を優先してくれて、彼女が幸せを感じていると、
自分も幸せを感じて
この言葉を実感されているようです。

ワイフってことは、夫のための言葉に聞こえるけど、

でも、おそらく、夫婦共がが平和で幸せな結婚生活を送るために、妻の幸福に焦点を当てています。

でも、どうして反対の "Happy Husband、Happy Life"じゃないのかな?

離婚は妻から言い出すことが多いからかな。

調べると、、「ハッピー・ワイフ、ハッピー・ライフ」というタイトルのテレビ番組がフィリピンで放送されたこともあるようです。

この言葉、日本でも流行らせたいな。

今日は、長崎日帰りです。
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感謝リストのススメ

2017年08月17日 | メッセージ

感謝すること

感謝の心を持つことが「幸せの鍵」

1日の終わりに「感謝すること」を5つだけでもあげてみませんか?

例えば…

①今日も事故に遭わずに、無事に生きていること。

②病気もせずに、おいしくご飯を頂けていること。

③仲間と会って、楽しくおしゃべりができたこと。

④家族が元気でいること。

⑤好きな仕事ができたこと。

寝る前にほんの3分でも5分でも時間をとって、感謝することを日記や携帯のメモに書いてみませんか?

幸せな気持ちでゆっくり休めるかも。

写真は、住吉公園のサルスベリの花。白とピンクのサルスベリ。
百日紅とも書く。

夏の終わりを告げる花。

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感情処理スタンプ

2017年01月28日 | メッセージ
【感情処理法のスタンプ登場】
感情処理スタンプ、LINEのスタンプtoricoさんが作成された
わかいい
感情処理のLineスタンプが発売されました♪
言葉にしなかった複雑な気持ちを
後からでも表現することは、感情処理につながります。また、共感してもらうことも
感情処理につながります。

【購入方法】
ラインのスタンプショップ→検索→クリエイターズ→感情処理スタンプ

スタンプは、表示が感情処理と書かれた倉成先生のイラストです。

感情処理がたくさん広がりますように…


【感情処理法の効果】

ため込んだ感情を処理することにより

・不快感情の減少

・ストレスの減少

・建設的な認知の変化

・楽しさ心地よさ幸せなどポジティブな感情の増加

があります。

例えば、子どもが言うことを聞かずイライラしていたお母さんがその気持ちを我慢し続けました。

その気持ちがある日、爆発して子どもに大声で怒鳴ってしまったというケースでは、

本当は嫌だったし、悲しかったという感情処理をしました。

このケースでは、お母さんの気持ちがスッキリしてイライラする気持ちが減少していきました。

効果としては、こうした効果に加えて

・対人関係の良好化

・ストレス耐性の向上

・コミニケーション力の向上

・レジリエンスの向上

・感情のコントロール力の向上

という効果も見られることがあります。
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【少数派で何が悪い!】

2017年01月12日 | メッセージ
【少数派で何が悪い!】

発達障害という言葉は、好きじゃない。

多数派でないと、障害と呼ばれるなんて、ひどい。

ただでも少数派は、生きづらいのに。

多数派でないもの、自分が理解できないものを排除しようとする人間のサガ。

オトナになるというのは、少数派を認めること

自分が理解できないものを理解するということなのかも。

多数派、少数派…

色んな人間がいて、その凸凹がお互いを補い合う。

この世の中には、多数派だけでなく、少数派も必要。


「発達障害の僕が直面した現実」

以前もこのBlogで触れたモデルの栗原類さんが語る「発達障害の僕が直面した現実」

「発達障害」と公表している栗原類さん

8歳の時、当時在住していたNYで、「発達障害」と認定された栗原類さんは、

小学1年での留年、日本の中学時代の不登校、高校受験の失敗など紆余曲折を経ながら、

なぜ芸能界という自分の才能を生かす場所を見つけて輝けるようになったのかをまとめた、著書『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』を発表した。

同じ障害がありながら、いつも栗原さんを信じて導いた母。

アメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信になったこと、されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。

ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し歩んできた今までを語っている。

■脳のクセを知り訓練すれば、人は変われる

 ADHD(注意欠陥・多動性障害)/ADD(注意欠陥障害)は脳にクセがあり、その独特のクセが日常の困難を引き起こしています。

まずは自分の弱点を知ることが克服への第一歩となります。

自分にとって何が苦痛なのか、何が苦手だと感じるのか、そして、家族や周囲の人は自分が引き起こす何で頭を抱えているのか、困っているのか、それを見極めることが重要です。

 僕の場合は、手先が不器用である、注意力散漫、集中力が低い、記憶力に問題があるなどですが、

それらの弱点に関して、小学校低学年の時点で問題点を分析してもらえたので、何かを忘れたり、できないことがあっても、覚える訓練を始めることができました。

 しかし、訓練をしたからといってすぐにできるようになるとは限りません。実際、今でも克服できていないものがたくさんあります。

8歳から発達障害と向き合ってきていますが、14年頑張ってもできないことはいまだに多いです。

物事に長期的に集中することは簡単にはできないですし、同じミスを何度も繰り返します。

だけど14年前、5年前、2年前、それぞれを振り返ってみると、
その当時できなかったことで、今できていることはたくさんありますし、この先もきっと少しずつ変わっていくだろうと思うのです。


 周囲に迷惑をかけず、嫌な思いもさせずにわかってもらえればそれに越したことはないのですが、現実には無理だろうと思います。

そもそも僕自身は、疲れていても頑張らなきゃいけないと思って毎日を過ごしているので、

忙しくなって、頑張れば頑張るほど、その瞬間は「これ以上は無理だ」という客観的な判断ができません。

そもそも疲れたときは、判断力がかなり落ちてしまいます。

ゆえに、他人に迷惑をかけたくないと思っていても、自分が気づかないうちに迷惑をかける引き金を引いてしまうこともあります。

 だからこそ、自分で管理していくことを無理に進めるのではなく、できるだけ頑張りつつ、家族やマネージャーなど周囲の身近な人につねにモニタリングしてもらっています。

周囲の人にきっちりチェックしてもらうことで、一定のパフォーマンスは保てるし、自分の力を最大限に発揮できる環境が整います。

その環境がなければ、どんなに頑張ろうという気持ちがあっても、結果は出せないのです。


■他人の立場に立つのは難しい。だから…

 発達障害の症状のひとつとして、「空気が読めない」ことがよく例に出されます。

空気を読めないとは、他人が何を考えているのか推測できないことです。

実際、他人の気持ちを推し量る能力が著しく低いし、それが人間関係における大きな壁となることも多いです。

 しかし、社会で生き仕事をしていくうえで、人間関係は避けて通ることはできません。それでは、人間関係を円滑にしていくにはどうすればいいのか。

他人の気持ちを推し量る能力が低いので、スキルを上げる努力は頑張ってもたかが知れている。

それよりも「自分がやられたら嫌なことは、他人には絶対にしない」という基本的なことを小さい頃から考えてきました。

 本当の意味で人間は、完全には他人の立場になんて立てないと思います。

日本の小学校の道徳的価値観では、よく「他人の立場になって考えなさい」といわれますが、それは発達障害じゃなくても難しいですし、本当の意味では、その人の立場はその人じゃなきゃわからない。

 だからこそ、自分がやられたら嫌なことは他人にはしない。

もう一歩進んで、自分がしてもらってうれしかったことは、誰かにしてあげられるようになりたいと努力をする。

さらに一歩進んで、自分は嫌だと思わないけど、他の人はされたら嫌なのかもしれないという発想力を持つことが大切だと考えています。

この3つは、小さい頃から母に言われてきたことでいつも心掛けています。とはいえ、3つとも成立させるのはなかなか難しいことですが…。

 僕は人の表情から感情を読み取ることが苦手ですが、それはやはり、僕自身が他人を観察する力と、他人に対する興味が弱かったからだと思います。

他人の心の動きや、言葉の端々に表れる感情の変化、そういう日常の中で無限に発生する場面のほとんどを、僕は理解していなかったのです。


ドラマ、映画で「表情を読み取る」練習をする

 舞台も含めてたくさんのお仕事に多大な時間を費やして取り組んでも、お芝居はなかなかうまくならないし、

どう演じていいのかがわからないまま時間が過ぎ、どうすれば上達するのか試行錯誤しながらたどり着いたのは「読解力」というキーワードでした。

 少しでもたくさんの本を読んで、その情景を思い浮かべたり、そのキャラクターの心情を思い浮かべる。

それらを繰り返すことは役者として避けて通れないトレーニングだと思いました。

 この「読解力」というのは本だけでなく、映画やTVドラマにもあてはまります。

観ている映画の中で俳優の表情の微細な変化、それが何を伝えようとしているのかを読み取る読解力。

俳優が発する台詞一つひとつ、声のトーンの微細な変化は何を表現しようとしているのか、不安なのか怒りなのか、そういった細部に至る表現を読み取る力も読解力です。

おそらく、小さい頃から母にそういう部分は指摘されてきたとは思うのですが、それが実際に僕の頭で理解できるようになったのはここ最近な気がします。

■芝居の勉強が、自分を助けてくれる

 小さい頃にこれに気付いていれば、もっと生きやすかったかもしれないと思います。

人と接する中で、日々直面する他者とのコミュニケーション。

相手の眼球が動いているのはなぜか、急に微妙に早口になったり、声が少しだけ大きくなったり、うわずったりする。

他人が示している些細な不快感や居心地の悪さをその場でくみ取れれば、それ以上の溝ができないで済むのに、

それがわからないからそのまま放置してしまったり、無神経なことを言ってしまったという場面は、僕が気付いていなかっただけでたくさんあったと容易に推測できます。

 そしてそれらの表情の変化を知る、理解するには、お芝居の勉強はとても有効だと感じるのです。

こうした読解力の訓練も、お芝居の仕事だけでなく、日々直面する他者とのコミュニケーションの訓練に役立ち、僕が社会で生きていくための力のベースになってくれていると思います。

少しずつですが、長い目であきらめず続けていこうと思います。

参考 東洋経済オンライン
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我慢大敵

2017年01月09日 | メッセージ
我慢が美徳

学生時代の部活での水飲みを我慢

友だちから嫌なこと言われても我慢

武士は食わねど高楊枝


古い、古い!

もう、我慢し過ぎるのは、止めましょう。

我慢は、ほどほどに…。

人に譲り、自分は後回し

人のため、自分を大事にしない

本当にしたいことは、しない

人に評価されること、人が喜んでくれることをする

自分が喜ぶことは、しない


あーもったいない。

私たちは、幸せになるために生まれて来ました。

自分の喜ぶことをしましょう。

人に配慮しなくなる訳では、決してありません。
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幸せに生きよう

2017年01月08日 | メッセージ
私たちにもれなく必ず訪れる死

その時にどれだけ穏やかな死を迎えられるか

それには、生きている間に自分と向き合い、悔いのない人生を生きたかが大事です。


看護師さんが終末期の患者さんから聴いた
「死ぬ前に語られる後悔」
という本があります。

人生最後の時を過ごす患者さんたちの緩和ケアをした
オーストラリアの Bronnie Ware さんによると、
死の間際に人間はしっかり人生を振り返るそうです。

また、患者たちが語る後悔には
同じものがとても多いということです。

特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で
多かったトップ5をご紹介します。
 
1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」
「他人に望まれるように」ではなく、
「自分らしく生きれば良かった」という後悔。
これが一番多いそうです。

人生の終わりに、達成できなかった夢が
沢山あったことに患者たちは気づくのだそうです。

ああしておけばよかった、
という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、
人は強く無念を感じるのでしょう…。
 
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」
と、男性の多くがこの後悔をするらしいです。
仕事に時間を費やしすぎず、
もっと家族と一緒に過ごせば良かった、
と思うのです。

3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」
世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、
可もなく不可もない存在で終わってしまった、
という無念が最後に訪れるそうです。
 
4. 「友人関係を続けていれば良かった」
人生最後の数週間に、
人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。
そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるそうです。

もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、
という後悔を覚えるようです。
 
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」
「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多いそうです。
旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、
悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。

悔いのない人生にしたいですね。
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