ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

時が止まり、そして動き出す

2010年01月31日 | メッセージ
一年前、母が突然亡くなり
時間が止まった。

自分だけ止まって
周りが流れるように動いていた。

私の大切な人が亡くなっても、
周りは何も変わらなかった。

私だけ…置き去りにされた感じ。

周りから隔離された感覚だった。

…生前、母に不満をぶつけた。



亡くなって初めて

存在の大きさと
有り難さを感じた。

ごめんなさい。
お母さん。

目を閉じると
母のこどものような笑顔が浮かぶ。

だから、辛い。

ケド、嬉しい。
やっぱり、幸せ。

ワークショップで

「母親から
抱きしめられて『大好き』
と言われた事がありません。」

と訴える人の姿を見て、

心の奥から込み上げてくる
熱いものを感じた。

母の四十九日が過ぎ、
私の誕生日に父から聞いたことを思い出した。

私が生まれた時、
産婦人科を訪れた父に
「女の子、生まれたよ。」
と、母がニコニコ嬉しそうだったと。

一緒に暮らしていた叔母さんは、
お葬式の時に

「お母さん、いっつも、
『けいこ、けいこ』
って抱っこしてたもんね~。」

亡くして初めて知ることが
いっぱいだった。

ありがとう、お母さん。


出来るなら、亡くなる前に知りたかった。

そうだっ!
私たちも
生きているうちに
大切な人に伝えよう。

「大好き」

「愛してる」

「かまって」

「愛して」
と。

…私も
そろそろ、自分の足で歩き始めよう。

自分のペースで
焦らずに。


周りを気にしないで進もうっと!
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