ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

よごれちまった悲しみに

2011年11月05日 | メッセージ
今日は、朝から福岡市立香椎下原小学校で講演でした。
熱心に聴いていただき、感謝!

昨日寝る前にふと、学校で習ったこんなフレーズが浮かんだ。

「よごれちまった悲しみに・・・」

汚れちまった悲しみに

今日も小雪の降りかかる

汚れちまった悲しみに

今日も風さえ吹きすぎる

汚れちまった悲しみに

たとえば狐の皮衣

汚れちまった悲しみは

小雪のかかってちぢこまる

汚れちまった悲しみは

なにのぞむなくねがうなく

汚れちまった悲しみは

倦怠のうちに死を夢む

汚れちまった悲しみに

いたいたしくも怖気づき

汚れちまった悲しみに

なすところもなく日は暮れる

【中原中也】
[1907-1937]
詩人。
17歳頃から詩作を始め、
詩人・高橋新吉の作品の影響を受けて一時ダダに傾倒。
生前には充分な評価を得ることのないまま
、結核性脳腫瘍が原因で30歳でこの世を去る。

出典
教科書でおぼえた名詩より抜粋

人の心の奥に住む「悲しさ」を深く、哀切にうたいあげた天才詩人の代表作。

明るいと言われるひまわり先生も悲しくなることもある…。
コメント
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