ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

友だち親子の危険

2014年06月03日 | こころの子育て
「友だち親子」は、なんでも話せる親子で良いなあと
どこか思い違いしていました。

自分が子どもの頃、親に色々話を聞いてもらえなかったから、
子どもと話す親が良いのだと思い込んでいました。
それは、周りからも「仲良くていいね」「何でも話せる親子ね」と言われるから。

親が、子どもに何でも話すと、
実は、子どもは、自分の本当の気持ちを言えなくなるようです。

それなのに、親は子どもと心が通じていると思ってしまっていることが多いのです。

子どもは、親に合わせていて、
例えば、母親が父親の悪口を言うことがとてもイヤで仕方がないが
それは、言わないで、母親の心の面倒を看て、気遣ってばかりいる。

心に重い蓋をして、カウンセラーにも、辛い気持ちをなかなか打ち明けようとしない。

だって、安心、安全でないから。
だって、親が子どもっぽくて、頼りないから。
だって、大人を信用してないから。

親に合わせてきた子どもは、人に気を遣い、人に合わせ、本当の自分は、出さない。

だから、悩みがあっても言わず、
顔で笑ってる。
そのあげく、突然、親の前から居なくなることもある。

ベネッセの調査で親と話す時間が長くなった子どもが増加している。

皮肉なことに、それが、ニートやパラサイトシングルの増加と関係あるのではと言われるそうだ。

親は、親という漢字のように木の上に立って見る。

つまり、親と子どもという世代間境界をハッキリさせ、
子どもを信じて、励まし、見守ることが大切。

だから、お母さん
夫の愚痴は、友だちに聞いてもらいましょう。

夫婦げんかは、子どもが寝た後にしましょう。

お母さん、境界線ひいて、
子どもに頼らず、夫に頼りましょう。

頼りない夫も、頼れば、なぜか
頼りがいのある男性になっていきます。

それには、日頃から、自分の気持ちを我慢せず、相手に伝えたり、自分で消化すること。

なかなか出来ない感情消化は、カウンセラーが手伝います。

また、育児支援を利用するなど工夫して、自分の時間を作ることや
気のおけない安全な友人に聞いて手伝ってもらうと良いですね。

そうしないと、子どもは、めちゃくちゃ遠くに行ってしまうか
離れられないか
どっちかになりそう…。

子どもには、幸せになって欲しい。

そのためには、お母さんが幸せになりましょう。




コメント (5)
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