ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

「居場所」という安心感

2014年06月11日 | こころの子育て
「うちに帰っても居場所がない」
「うちは、楽しくない」
「寂しい」
「だから帰りたくない」
と、訴えルール若者は、多い。

そして、自分の部屋に閉じこもりインターネットばかりしていたり、
コンビニで本を立ち読みしていたり、
ゲームセンターで暇つぶししていたり、
中には、夜の商売のアルバイトをしている女の子もいる。

ネットやゲームのせいで、
人間関係が希薄になり、
群れられない子どもが増えたせいか、
コンビニの駐車場に群れをなす子どもたちや
暴走族をとんと見かけなくなったと感じるのは、私だけでしょうか?

もちろん、大人にも
子どもたちにも「居心地の良い居場所」が必要だ。

大人になって、もし、
色んな所で「居場所」が感じられないなら、それは、
子どもの頃の家族や学校での問題が
原因であることが多い。

警視庁が行った平成24年のアンケート結果から、
警視庁生活安全部少年育成課の岡部主査は、以下のように指摘する。

小学生の頃の家族との良好な関係が
非行の誘惑に負けない心を育てるのだと。


「児童心理 2014年6月号
臨時増刊 子ども非行の現在」には、
東京都内の中学校4400人を対象としたアンケート結果が載せられている。

小学生の頃の家族との関係について、
それぞれの5つの事柄の経験の有無を尋ねたもの。

①誕生日は家族揃って祝った

②家の雰囲気が明るかった

③良いことをして周囲から褒められた

④困ったことは保護者に相談した

⑤家の手伝いをした

「とても当てはまる」と答えた者は、高規範であった。

つまり、細やかな家族との交流をたくさん経験しているのは、
非行が少なく高規範群であった。

家族との細やかな交流をしているということは、
家族が子どもにとって居場所になっているといあこと。

こうした家族とのやりとりわ経験しながら、
自分は家族に受け入れられているという肯定的な自己イメージが持てたり、
他者わ気遣う心を育てることができるのだ。

そして、家庭が自分にとって大切な場所と思えるようになれば、
誰にも強制されなくても、
家庭のルールや決まりを守ろうとする気持ちが、
しっかりと心の中に根付いていくのである。

******************
ありのままの自分で
「居場所」を感じられるというのは、
安心感だ。



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