ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

いたわり やさしさ

2014年12月28日 | こころの子育て
今日も3歳の子どもの虐待死のニュース。

新聞によると、生後3カ月の時に虐待が分かり、一時期、乳児院に保護されていたらしい。

子どもの悲鳴は、誰にも届かなかったのか!

お母さんを十分支援できないのならば、
子どもを養育的に看てもらう人に預けた方が子どものため、
子どもを看れない母親のためでもある。

何もおなかを痛めた子どもを殺したい人はいない。

だから、保護者の支援が必要。

子どもを養育的に看れないのには、理由があり、その問題を解決するまで
その親の元に返してはいけない。


以下、司馬遼太郎さんの遺言書と言われる
「21世紀の君たちへ」から

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 「いたわり」
 「他人の痛みを感じること」
 やさしさと言いかえてもいい
 

  これらは似たようなことばである

 この三つのことばは元々一つの根から出ているのである

 根といっても本能ではない

 だから 私たちは訓練をしてもそれを身につけねばならないのである

 いつの時代になっても人間が生きていく上で
 欠かすことができない心がまえというものである

*********************

私は、この司馬遼太郎さんの文章を読んで、違うと思う所があります。

本能だけど、その本能を阻害される養育スタイルによって
本能が発揮できないでいるのではないかと。

本能が発揮されるには、親や養育者から愛され、優しくされること。

それが上手く行ってない場合は、養育者を支援すること。

多くの大人が関わって子どもを愛して行けばいい。
コメント (2)
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