ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

《一人の尊厳を優先して》

2016年03月12日 | こころ
とうとう広島の中学生までも、自殺してしまい、社会の犠牲になってしまいました。

私たちは、一人、一人を大切にする世の中を作って行かなければなりません。

その為には、まず、家庭の単位で
親が自分自身を大切にする姿を子どもの手本となりしょう。

コメントでいただいていた通り、親が我慢すると、子どもも我慢する。

組織のプレッシャーが社員のプレッシャーになる。

社員のイライラが家庭に持ち込まれ、家庭でお父さんが家族に当たる。

悪循環です。

社会を優先して「お国の為に」「滅私奉公」をしてきた人がうつ病になる。

会社のために自分の寝る時間を削って働いていた人が、うつ病なって自殺してしまう。

列車が遅れ、遅れを取り戻す為に猛スピードで事故を起こして、
乗客が犠牲になってしまうのも
やはり、日本の組織や社会が求める「時刻表通り」のため。

厚生労働省によると、
精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、
平成23年は320万人と依然300万人を超えています。
内訳としては、多いものから、うつ病、統合失調症、不安障害、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます。

これは、糖尿病、癌よりもはるかに多い患者数だそうです。

とうとう広島の中学生までも、自殺してしまい、社会の犠牲になってしまいました。

私たちは、一人、一人を大切にする世の中を作って行かなければなりません。

その為には、まず、家庭の単位で
親が自分自身を大切にする姿を子どもの手本としましょう。

この「大切にする」とは、わがままという意味ではなく、
自分の「感情」や「欲求」に気づき、「感情を消化」し、
「欲求を我慢し過ぎない」ようにすること。

例えば、辛い時に辛いと弱音を吐くこと。

お母さんが子どもと24時間、365日いて
イライラするのを減らす為にも、少しは一人の時間を持てるよう
人に頼む、甘えること。

以下、悲しいニュースを忘れないために時事通信より転記します。

***

広島県府中町立府中緑ケ丘中学3年の男子生徒(15)が昨年12月に自殺した問題で、
生徒が万引きをしたと誤った記録がされた1年生当時、
同校が同時期に発生した暴力行為への対処を優先し、
万引き問題への対応を規定通りに行っていなかったことが、11日までに分かった。
 
 同校の調査報告書などによると、
万引きの誤記録があった2013年度、同校では生徒の問題行動が176件あり、
暴力行為も10件発生。

問題行動に関与した生徒の約半数が、男子生徒と同学年の1年生だった。

 13年10月に男子生徒が関与したと誤認された万引きがあった翌日、
教諭への1年生の暴力行為が起き、
学校側はこの対応を優先。

このため、学内の規定では本来、万引きをした生徒名の備忘録への記入や、
生徒による書面での事実確認が必要なのに、いずれも行われていなかった。 
コメント (4)
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