もし、パートナーや子どもが辛そうに自分に抱きついてきたら…
皆さんは、どうするでしょうか?
「もっと大変な人もいるよ」
「しっかりしなさい!」
「それぐらいのことで。私なんか、もっと大変なんだから」
どれも、つい言ってしまいそうな言葉。
たとえ、励ますつもりでも
泣きたい方は、その泣きたい、辛い気持ちは引いて
辛い気持ちを押し殺すようになってしまいます。
私は、何事にも傷つくことはないという態度をとるようになり
つらいことをつらいと思わず、強く生きて行くようになるでしょう。
それどころか、身体の痛み、不調を感じないので病気の発見が遅れたり、
発見した時には、かなり悪化してしまっている可能性があります。
大人になったら、
子どもの頃に耐えた厳しさを誇りに思うことでしょう。
周りの優しい温かい言葉、思いやりは、
おせっかいに感じ
「ほっといて」と、思いやりを受け取らず
人に助けを求めたり
甘えたりすることが出来なくなってしまうかもしれません。
それどころか、
自分の痛みに鈍感になったり
疲れや辛さを感じにくくなるので
大きな病気をしていても気づきにかかったり、
寿命を縮めてしまう可能性があるのです。
子どもに触れる手は、温かく優しく。
子どもの心に触れる言葉も、温かく、優しく。