ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

感情処理の方法

2019年03月29日 | カウンセリング

知性的に優れていると、幸せになると信じて、

子どもに勉強しなさい、勉強しなさい

学校でも、友だちと遊ぶ暇もなく、休み時間にも単語を覚えなくちゃいけない

 

知性に偏って教育すると、

情緒的に劣っていてバランスの悪い人が出来てしまっています。

優秀な人が、なぜあんなことするんだろう?

地位や名誉のある人が、家で暴れる、自分さえ良ければという自己中心的な行動をしている

なんていうことがあるわけです。

 

関係性アプローチの心理学では、

「情動こそ心的現象のオーガナイザー」

と、言われます。

 

オーガナイザーを英語の辞書で引くと、

・まとめ役

・組織者

・主催者

とか、出てきます。

 

と、いうことは、私たちの思考や行動をまとめ役は、情動だということ。

 

つまり、約100年前にフロイトが言った

行動の理由は無意識にある

という考え方と一致するようです。

 

例えば、こんなことをお嫁さんに言ってはいけないと頭で分かっているのに、

つい言ってしまうのは、

お姑さんの情動がそうさせているのです。

 

自分が嫁に来た時に、お姑さんにいじめられた時の辛さがそうさせたのかもしれません。

 

例えば、子どもの頃、良い子にしなければならず、

自分が親になった時に、子どもがわがまま言ったり

はしゃいでいるのを見て、イライラして抑え付けてしまうこともあります。

子どもの頃に、我慢して、わがままが言えなかった、はしゃいで怒られたなど情動、感情が処理されてないままだったのではないでしょうか。

 

そんな話を嫌がらずに、そのまま聴いて受け止めてくれる人に話せるといいかもしれません。


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