写真は、明け方に遠く見える富士山と、頭上には満月の月。
昨日、今日2020/02/11は、合宿でのアサーション研修でした。
83歳の現役の心理カウンセラーの先生から
60年くらい前にアメリカで見聞きしたことを教えていただきました。
カウンセリングの起こりとされている職業訓練運動。
パーソンズという先生が
「丸い釘を丸い穴に」を合言葉に始めたそうです。
パーソンズの弟子さんのウィリアムソンは、ミネソタ大学で教鞭を取られていたそうです。
大学の学生が、ウィリアムソン先生に質問しました。
「カウンセリングって、親代わりみたいなことばかりやるんですね。どうしてですか?」
ウィリアムソン:「公的教育が始まった時から
ボケーショナル教育がなされていた。
(ボケーショナルとは天与のという意味)
つまり、人には凸凹があって
芽があるところに水をやるのが教育。
人に能力がないから凸凹があるんじゃなくて
芽がない所に水をやっても育たないということ。
だから、能力のあるところ、芽のあるところに水をやるんだ。
それでも、心身障害がある人たちには、ちゃんとケアしなければならない。
その人たちだって、一生自分を生かして自分らしく生きるのだから。」
なるほど。
私は、自分の長所、短所のうち
親や先生から、どちらかと言うと、短所を指摘され
そこを直せ、短所を引き上げろと教育を受けてきたように思う。
だけど、大切なのは、自分の能力を知って、それを伸ばすこと。
そして、それを社会のために活かすこと。
だから、私たち大人は、子どもの長所・能力を見つけることに力を注ぐと良い。
そして、しつけと思って子どもにあれこれ言っていることが
結果、子どもの人格否定になっていないかを考え直す必要がある。
そのためには、まず
大人の私たちが、自分を否定ばかりせず、
自分の長所、能力を知り自分を認めることが大切。