ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

桜の木の下で

2020年03月27日 | 人生



桜の季節になると父の命日がやってきます。

私が生まれた季節でもあり、大好きな桜が咲く季節です。

春爛漫、桜が開花し、木の下から花びらの眩しさを見上げたとき

大好きだった父が亡くなった年のことを思い出します。


生老病死

避けて通れないこと。



母が亡くなった後、毎日仏壇にご飯をあげ
手を合わせていた実直な父。

兄弟姉妹に慕われていた父。

私の子ども、孫たちからも尊敬されていた父。


母の三回忌を終え、3年経った頃に

義務を果たしたと、力尽きたように、

あっという間に亡くなってしまいました。



その時、急に私は
大海原を前に立たされている怖さを感じました。


ああ、私には、私を守ってくれる防波堤があったんだ…


両親が生きてくれているときには、

防波堤があるとは気付かなかった…。


父も母も、私にとって
私に勇気をくれる防波堤だったのです。


父が亡くなった、でも、大好きなこの季節、

薄いピンク色の優しさで覆われた桜の木の下に立つと

あの日の様に、時間が止まります。





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