ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

アサーション まずは、自分の気持ちを伝えよう

2019年01月10日 | こころ
「アサーション」というコミュニケーションの考え方と方法を学んでいます。

コミュニケーションには、技法(内容の伝達)と
プロセス(心理的・社会的相互作用)が同時進行していることを体験し

グループアプローチによるアサーションの学習を通して、
職場や日常生活におけるコミュニケーションとかかわりを見直し、
自分らしい生き方を探るための学びです。

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「アサーション=assertion」とは、
辞書で引くと断言とか、主張と出てきますが、本当の意味は違います。

「アサーション」とは、自他尊重の自己表現のことで、「伝えてみる、話す」と「受け止める、聴く」のコミュニケーション、相互交流、循環的やり取りです。

自分と相手も大切にするやり取りで、率直にわ正直に自分の気持ち、考えを伝えると同時に、相手の思い・表現も大切にします。

コミュニケーションとしてのアサーションは、
言語(思考)と非言語(感情)を活用した相互交流のことです。

アサーションの心理状態としては、率直、正直、ありのままです。

人のあり方としては、
人は、人間として共通性を持ちながら違っていることを前提とした関わりです。

人間は、DNAが違うから生き延びてきたそうで、違うからグループで生きることの難しさです。

なので、アサーションとは、「違い」を排除せず、
創造性を生み出す刺激にするやり取りのことです。

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このアサーショントレーニングは、
非主張的自己表現の多い日本人には、特に必要だと思っています。

非主張的自己表現とは、

・自分を抑えて、相手を立てる

・言いたいことを言わない、言えない、伝わらないような言い方をする、遠回しに言う

・「自分は二の次」という姿勢・態度になっている

非主張的になる理由としては、大きく分けると以下の3つのようなことが考えられます。

①自分の気持ち、考え方を把握していない
②排除、葛藤、攻撃を体験したくない
③非現実的な常識、制約(規制など)、制度、自らの人権軽視、など

この非主張的自己表現が続くと…

・怒りが溜まったり、相手を恨んだり、八つ当たりをしてしまう

・よそよそしくなる、キレる

・忍耐する、自分を責める、うつっぽくなる(感情の麻痺)

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非主張的自己表現は、自信のない人にありがちな表現です。

コミュニケーション改善には、
まずは、穏やかに、上手に自分の気持ちを伝えていくことが始まりとなると思います。

そして、目指す目標は、二人が分かり合うだけでなく、
二人の新しい世界を創造するという壮大なものです。
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ママのスマホになりたい

2019年01月08日 | こころの子育て
シンガポールの小学生が書いた作文を元に絵本作家ののぶみさんが書いた絵本を紹介します。「ぼくの願いはスマートフォンになることです」

YouTubeでも検索すると出てきました。
絵本の主人公には、下にきょうだいの赤ちゃんがいて、主人公のママは、テレビ、スマートフォン、赤ちゃんの3つのどれかを見ていて、この子を見ていません。
ママたちには、耳の痛い話だと思いますが、
子どもの気持ちが良く分かるので、一度のぞいて見てください。


https://www.amazon.co.jp/ママのスマホになりたい-のぶみ/dp/4872909461

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我慢しないで、自分の気持ちを伝えましょう

2019年01月08日 | こころ
人を傷つけまいとしてつい我慢してしまうことも多いものです。

例えば

相手が大きな声を出したり

にらんだり

最悪、手を上げたり

こちらは怖いのですが、それを我慢してしまうことがあります。

我慢する原因は、

相手に嫌われたくないと言う思いや

怖いと言うことで相手を傷つけてしまうのではないかという思い

などです。

怖いと感じる相手が

子供だとしても

夫や妻だとしても

できるだけ自分の感情を伝えるようにしましょう。

「私は怖い」と。

それでも、あなたは、良いお母さん。良い妻、良い夫。
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困った症状を軽くする食品ランキング

2019年01月07日 | オススメです
インフルエンザや風邪が流行していますね。
皆さん体調はいかがですか?

年末にカウンセリングルームでドキュメンタリー映画の上映会をしました。

ドキュメンタリー映画のタイトルは「蘇れ命の力
〜小児科医 真弓 定夫〜」

すべての力はあなたの中にある

また上映会をしたいなと思っています。

薬や注射に安易に頼らない

診療を対処で終わらせない

医者は患者の病気にならない体作りに全力を注ぐべし

医者は患者0で廃業になることを目指すべし

そして一番大切な事は、人は自然の一部である。

昨日ご紹介したブラジル映画「ニーゼと光のアトリエ」でも、精神科医ニーゼ先生が
地力がクライアントの中にあることを信じて人道的な治療を施しました。

こんな時メンタリー映画を紹介してくださった内科の先生から分かりやすく食べ物について、食べ方について説明していただき、
参考になる資料いただきました。

資料から抜粋して食品に関してご紹介します。

【困った症状を軽くする食品ランキング】

困った症状とは…

パニック

衝動性

落ち着きがない

興奮しやすい

感覚過敏

異常な高揚感

暴言

視線が合わない

キレやすい

こだわりが激しい

会話が成立しない

うつ

脱力

などです。

1位 青魚 さば、いわしなど

2位 大豆

3位 のり、昆布、わかめ

4位 すりごま

5位 ナッツ類 落花生、カシューナッツ、アーモンド

6位 たまご(黄身)

7位 しじみ、あさり

8位 ぬか漬け(にんじん、長芋)

9位 緑黄色野菜(オクラ)

10位 亜麻仁油

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「ニーゼと光のアトリエ」の希望の光

2019年01月06日 | 映画
映画「ニーゼと光のアトリエ」をもう一度観ました。

閉鎖病棟の窓を開き、光の入るアトリエで
陽射しを浴びて心閉ざされた患者さんたちの心が開いていく姿は、
人間の持つ本来の自然な治癒力を感じさせます。

この映画は、初めて観た時に、役者さんの素晴らしさに圧倒されました。

2度目に見たときに気がついたことは、
光の描き方が芸術的です。

統合失調症の画期的な治療薬クロルプロマジンが発見されたのは1952年。

映画の舞台は、1940年代のブラジルの国立精神病院です。

愛情と芸術で人を癒す方法を見出したニーゼ博士が見上げる光には、
閉鎖病棟が解放されていく新たな展望を見るようでもあります。

このお正月、いい映画に出会って幸せです!
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自分の中の治癒力を信じること

2019年01月04日 | カウンセリング
2019/01/03昨日アップしたおススメのブラジル映画「ニーゼと光のアトリエ」は、
レンタルビデオが、配信などで観られます。

主役は、ブラジルで有名な女優さん、また患者さんたちの役をした方々の熱演に圧倒されます。

また、東京都東村山市では、今月上映会があるそうです。

因みに、私は、アマゾンプライムでレンタルし、クリック一つで配信で観られました。3日間で500円でした。 クライアント中心療法で有名なロジャーズは、心理相談の対象者を患者(patient)ではなくクライエント(来談者:client)と呼びました。

映画の中で、ニーゼ博士もブラジルの精神病院に入院している患者さんを他の医師は患者と呼んでいました。

他の医師は、患者さんをまるで、心のない動物の様に扱うこともあります。

ニーゼ博士は、患者さんを人として見ており、患者と呼ばないようにし、クライアントと呼ぶようにしました。

また、映画の中で、当時の精神科治療の患者さんの扱いの酷さに頭を抱えていたニーゼ博士を心配していた夫から誕生日にユングの本を贈られます。

入院患者さんに絵を描かせていると、
その絵が次第に統合されたり、
無意識から描かれた円形のものも多く、
絶対治らないと言われた患者さんが、次第に落ち着きを見せていく様子に、ニーゼ博士は感動します。

それをユングへの手紙にしたためたところ、
ついに、あのユングからニーゼ博士に返事が返ってくるのです。

ユングは、身体だけでなく、精神にも自然治癒力があると語っています。

また、精神科医のグールディング博士は、
著書「患者の中にパワーがある」(The power in the patient)という本を書きました。

自分の中にある治癒力を信じることは、最も大切なことだと思います。




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人生をどう生きるか? 映画「ニーゼと光のアトリエ」

2019年01月04日 | オススメです
うつ病、統合失調症、神経症性障害などの精神疾患患者が激増しています。

また、世界的にみても、過去25年間で精神疾患関連の負担は「劇的に」増加していると指摘されています。

にもかかわらず、問題解決のため「十分な投資を行っている国は存在しない。人間の健康の中で、精神の健康ほど無視されているものはないとも言われています。

世界保健機関(WHO)は、世界のうつ病患者は3億人前後、認知障患者は5000万人、統合失調症患者は2300万人、双極性障害は6000万人程度と推計しています。

日本では、厚労省が3年ごとにまとめる『患者調査』によると、2014年の精神疾患患者は392万人。

過去最高の数字である。前回調査時(2011年)は320万人でした。

3年間で70万人増えています。

1999年の調査では204万人で、
過去15年で患者数は、ほぼ倍になっています。

この数字の背景には、社会と家族、両方の要因があると考えられています。

さて、お正月休みを利用して、友人が勧めてくれた映画を観ました。

初めてブラジル映画を観ました。

映画「ニーゼと光のアトリエ」

実在の精神科医が、1940年代当時の精神科治療の常識に抵抗し、
患者さんを一人の人間として大切に治療しようと男性医師たちに挑む女性医師の姿を描いています。

東京国際映画祭で最高賞と最優秀女優賞に輝いたそうです。


「ニーゼと光のアトリエ」(2015年、109分)は、ブラジルの映画作品で、

1940年だい当時の精神病院が患者を人間扱いしておらず
ショック療法が当たり前とされていた時代ののブラジルの精神病院を舞台に、
患者たちに絵の具と筆を持たせて、治療していく女性精神科医ニーゼの奮闘を描いています。

監督は、ドキュメンタリー映画出身のホベルト・ベリネール監督で、構想に13年、撮影に4年をかけて、制作されたそうです。

2015年の第28回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、高い評価を得て、最高賞の東京グランプリと最優秀女優賞を受賞しました。

また、リオデジャネイロ国際映画祭2015で観客賞にも輝いています。

制作のきっかけは、監督が、ニーゼ博士の人生や仕事について書かれた本を読み、取材をしたことだということです。

もともとホベルトさんは撮影監督をする予定だったが、監督予定の人が責任の重さに耐えきれずに降板したのだとか。

この映画を作らなければならないという想いが強く、監督を引き受け、
何度も脚本を書き換えて、構想が始まってから13年たってようやく完成したという作品です。

「あきらめずにやり続けたのは、それだけこの題材が大事な映画になると思ったからです」と、監督は語っています。

こうした人道的な医師の力で、精神科の治療が改善されている歴史があることが分かります。

今年は、いよいよ、初の心理師の国家資格登録、スタートの年。

私も心理師として、ニーゼ博士の様な強い意志とクライアントを人として尊重する心、愛情を持って、仕事をしていきたいです。

人として、どう生きるのか?

実在の入院患者さんやニーゼ博士、医療スタッフらの姿を通して、自分の人生を考えるキッカケにしませんか?

この映画、オススメです。
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2019年明けましておめでとうございます

2019年01月03日 | 行ってきました
2019年明けましておめでとうございます。

平成のお正月は最後ですね。

さて、去年の一文字を漢字で表すと何かを考えましたが、
今年の一文字は、何になるでしょうか。
今日は、高校の時の同窓会があり、同窓会の前に実家の近くに立ち寄ってみました。
あいにく、両親が他界したため、実家はなくなり駐車場になっています。

小さい頃通った保育所のある長崎市の片足鳥居で有名な山王神社を訪れました。

福岡の小学生が折り鶴で作ってくれた「平和」の文字が綺麗。

ちょうど、アメリカのオハイオ州から観光で訪れている女性と会い
被爆したくすの木について、解説したり
神社へのお詣り方法を教えがてら、
一緒にお詣りしました。

御神酒も一緒にいただきました。

彼女は、日本酒を飲みのは、初めてだったそうです。

私の母が被爆し、母の姉を亡くし、原爆のトラウマで、母が毎夏、悪夢にうなされていたこと。

原爆については、30年近く人前で話さなかったこと。

亡くなる数年前からようやく、原爆の体験を話し始めたこと。

被爆くすの木には、昔、フクロウが住んでいたこと。

この境内は、父が雪だるまを作ってくれた、人生で一番嬉しい思い出があること。

などを話しました。

オハイオ州出身の彼女は、雪が積もると丘をソリで滑り、家に帰ると、
お母さんがホットチョコレートを作ってくれたことが嬉しかった思い出だと聴かせてくれました。

それにしても、片足鳥居は、奇跡的に片足でバランスを保って残り、
被爆した人々に勇気を与えたことでしょう。

そして、母も草葉の陰で、私がアメリカの人と
原爆の惨状について、話せていることを喜んでいてくれると思いたいです…。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019/01/02 ひまわり先生 米倉けいこ
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