木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

アームチェア 納品

2009-03-25 22:05:34 | 木工
アームチェアを伏見区のKさん宅に納品させていただきました。長い間お待ちいただきありがとうございました。
納品したあと、Kさん宅を拝見させていただきました。
3棟のお家を大変機能的に使われ、各部屋には使用目的に合わせて棚を自作されたり、寸法がきっちりあった家具を探して設置したりされていました。
「リフォームのK」と言われているそうですがそれがよくわかりとても感心しました。
(感心ばかりしていて写真を撮るのを忘れてしまい、お見せできないのが残念!)
さらに驚いたのは、ホンダS2000やRX-8を駆るKさんが、編み物の達人であるということ。それも手編みですよ。
あの毎日の忙しさの中で、1シーズンにマフラーは50本以上編むというから驚きです。
いつでもどこでも編み棒と毛糸を持ち歩き、手元も見ずに目にも止まらぬスピードで編まれるからできる事なのです。
一緒に行った妻は、膝掛けをプレゼントしてもらい大感激!


家に帰って早速使っていましたが、たくさん毛糸を使った編み方なのでその暖かいこと。
Kさん本当にありがとうございました。


昼からは工房に戻り、鉋の台打ちの続き

今日は、際鉋に挑戦しました。
この際鉋、普通の際鉋とは違い、刃先が斜めでなく普通の鉋と同じ平刃。
(もじり際鉋とも言うようです。)
インターネットのオークションで見つけて手に入れました。
台がガタガタだったので、練習を兼ねて打ち直すことにしました。


斜めに溝を掘るなんてどうなるのだろうと思っていましたが、やってみると思ったよりは掘りやすかったです。
ちなみにこの木槌は、京都の台屋、故谷口伍三郎さんからいただいたものです。
しっかり力が入り、台打ちには良いですね。


台の下端を仕上げ削りする時は、刃を入れた状態で削ります。

際鉋の一番のポイントは、鉋屑の排出。

何とかうまく排出してくれました。
まだまだ課題はありますが、一応使えるようにはなりました。
コメント
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