木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

千代鶴貞秀作 小刀 

2009-03-26 20:30:28 | 道具
古材の床板をルーターで削って見ました。


思ったいたとおりの杢が出てきました。

しかし、平面を出し裏も削ると・・・

厚みが15mmほどになってしまいました。
まだ削れていない部分を残していますので、仕上げると12mmほどの厚みになってしまいます。
天板としては薄すぎるのでなにか考えなければなりません。

今日はうれしいものが届きました。

注文していた、千代鶴貞秀作の刃幅50mmの小がんな2丁です。
「まだ鉋がいるのか?」という声が聞こえてきそうですが、これを極浅の内丸鉋に仕立てます。


そのため、半仕込みで、木っ端返しは厚く残してもらっています。
今まで使っていた内丸鉋、あまり長切れせず、千代鶴貞秀作のものがほしかったのです。
やっと夢が叶います。

そして、荷物の中にはもう一つ、

千代鶴貞秀作の小刀「信濃の秋」が入っていました。


なんと、千代鶴さんからの退職記念(?)のプレゼントです。
鋼の冴え、優雅な形、裏透き、鉄の地肌、何ともいえない美しさです。
また1つ宝物が増えました。神吉さん本当にありがとうございます。
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ドイツのマイスター

2009-03-26 13:39:24 | その他
昼休み、いつものぞいているブログでおもしろいものを発見してしまいました。

まずはこちらをご覧ください。
八方尾根スキー場のゲレンデレポートです。一番最後の写真です。

次に、こちらをご覧ください。これも毎日拝見している京都の大工のはんなりさんのブログです。
三枚目の写真のお二人と同一人物ですね。
全く違うジャンルのブログに同じ人が登場すると言うのもおもしろいですが、それ以上に驚いたのは、どちらも同じ服装なのです。上着を着ている着ていないの違いはありますが。
これは、はんなりさんのブログによると、「ドイツの大工の正装」なのだそうですが、いつでもどこでも正装でというのも250年の伝統あるマイスターの誇りなのでしょうか。
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