木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

杉 テーブル兼座卓

2010-10-07 21:31:36 | 木工
久しぶりのブログ更新。「一木一優」作品展から、2週間が経とうとしています。
が、この間ゆっくりしていたわけではなく、休む間もなく?納品や次の制作に取りかかっています。
それが、杉のテーブル兼座卓4台。


Mさんより制作の依頼をいただき、9月のはじめに丹後から加悦町から運んだ杉材を使って制作します。


厚みが10cmあり、長さも3mを越えるので、まずは鼻切りし、少しでも軽くして・・・


丸萬さんへ持ち込み、製材機で面を出し、厚みを揃えてもらいました。
トラックは、またまた黒田材木さんよりお借りしました。


良く乾いていますが、それでも重さは1枚が40kg以上あります。
何とか担いで工房内まで運び入れました。もちろん一人でです。
とてもきれいな杉材で、仕上がりが楽しみです。


脚や貫の部材は黒田材木店で調達。


材の荒木取りと荒削りが終わったところ。さすが大テーブル4台分となるとすごい量です。
これで全部ではありません。脚の束の部材や座卓用の部材が要ります。
1台ならたいしたことはないのですが、4台となるとそうはいきません。
狭い工房内での天板の取り回しや作業場所の確保など、よほど段取りを考えて進めないと大変です。


脚の部材の木作りと仕口の墨付けまで完了しました。

コメント (2)
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