仕上げの鉋削り。まずは一番厄介な地板から。ここはさすがに堅いですね。
次は天板。一番目立つ所なのでしっかり削りました。
木口は板を立てて万力ではさみ、作業台に乗って、好みの胴張りに削りました。
地板天板の長い2枚が済むと、後は比較的削りやすい板です。
大量に削る時は、いろんな鉋を取り出して、切れ具合を比べながら楽しみます。
今回使った中で、一番はこれ、千代鶴貞秀作「比良の夕映え」1寸6分。
こんな節の部分でも何のその。巷で今人気の鉋も使ってみましたが欅をガンガン削るにはちょっと・・・
脚も好みの胴張りに。
平鉋で適当に目見当で削るので、良く見ればRはばらばらなのでしょうが、その調和が良い・・・本当は面倒くさいだけです・・・
欅のすべての部材を削り、最後は栗の棚板。欅をさんざ削ったあとに削ると、栗のなんとやわらかいこと。
あっという間に仕上がりました。
気が付けば外はすごい雨。珈琲を飲むのも忘れて研いでは削り、削っては研いだ4時間余でした。
あとは大量の鉋屑ができました。