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木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

日本伝統工芸近畿展

2011-05-17 23:33:35 | 木工

第40回日本伝統工芸近畿展京都展が明日から始まります。
場所は、京都高島屋7Fグランドホール
会期は 5月18日(水)~23日(月)です。

前にもお知らせしましたが、今回は、「屋久杉砂磨箱」を出品しました。
「砂磨き」というのは、江戸時代には盛んに行われていた技法ですが、江戸末期にはほとんど行われなくなってしまっていました。
それを40年ほど前、木工の人間国宝であった氷見晃堂が復活させ、唐松を使って作品を制作しています。
昨年、富山県の木工作家林哲三氏の個展て、砂磨きの刳り物を拝見し、頭に浮かんだのが屋久杉。
十数年前、神戸の吉岡棟梁に屋久杉の天井板をたくさんいただき、この屋久杉の杢の美しさをどう生かしたら良いかとずっと考えていました。
その答えが見つかったという感じでした。

「金剛砂で磨く」と教えていただいたことを手がかりに、いろいろ試行錯誤をしながら、指物の箱を制作してみました。

内箱は、茶神代杉の柾目板を使い2段の重ね箱にしました。
未熟な点も多々ありますが、ご高覧、ご批評いただければ幸いです。

なお、近畿展は大阪、滋賀と巡回します。

大阪展 前期 6月2日(木)~7日(火) 私の作品は前期に展示されます。
    後期 6月9日(木)~14日(火)
   会場 京阪百貨店守口店7階京阪ギャラリー

滋賀展 6月21日(火)~7月3日(日)
   会場 滋賀県立近代美術館 大津市瀬田南大萱町1740-1

 
コメント (2)
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