1年半ほど前にお納めした五稜箸が修理に帰って来ました。
毎日お使いいただき、箸の宿命で先や先の角の部分の漆が取れて木地が出てきています。
全体的に漆が薄くなっていましたので、今回は、まず全体を600番の耐水ペーパーで軽く水研ぎし、
生漆を塗り拭き取らずに、できるだけ木地にしみ込ませて乾かしました。
十分乾いてから、再度600番の耐水ペーパーで水研ぎして、乾いてから漆を塗り、拭き取りました。
以後は拭漆を重ねていきます。
ただ、女性用の箸は材の選定が悪く(杢はきれいだったのですが)だいぶゆがみが出ています。
これは新しいものとお取り替えさせていただく予定です。
こちらは制作が中断していた五稜箸。
最終段階の摺りに入り、クロメ漆を使ってモスリンで少し厚めに漆を残して拭きとります。
元の部分を拭いた時はこのように発泡スチロールの板にたてて風呂に入れて乾かします。
こちらは修理中の四方棚の棚板。
割れた部分の中を、地や錆で少しずつ埋めては乾かす作業を繰り返して来ましたが、ようやく表面近くまで埋まってきました。
この後、漆で埋め、朱漆で色合わせをしていきます。
K様、もうしばらくお待ちください。
毎日お使いいただき、箸の宿命で先や先の角の部分の漆が取れて木地が出てきています。
全体的に漆が薄くなっていましたので、今回は、まず全体を600番の耐水ペーパーで軽く水研ぎし、
生漆を塗り拭き取らずに、できるだけ木地にしみ込ませて乾かしました。
十分乾いてから、再度600番の耐水ペーパーで水研ぎして、乾いてから漆を塗り、拭き取りました。
以後は拭漆を重ねていきます。
ただ、女性用の箸は材の選定が悪く(杢はきれいだったのですが)だいぶゆがみが出ています。
これは新しいものとお取り替えさせていただく予定です。
こちらは制作が中断していた五稜箸。
最終段階の摺りに入り、クロメ漆を使ってモスリンで少し厚めに漆を残して拭きとります。
元の部分を拭いた時はこのように発泡スチロールの板にたてて風呂に入れて乾かします。
こちらは修理中の四方棚の棚板。
割れた部分の中を、地や錆で少しずつ埋めては乾かす作業を繰り返して来ましたが、ようやく表面近くまで埋まってきました。
この後、漆で埋め、朱漆で色合わせをしていきます。
K様、もうしばらくお待ちください。