△少年探偵団 かぶと虫の妖奇(1957年 日本 52分)
監督/関川秀雄 音楽/山田栄一
出演/岡田英次 宇佐美淳也 加藤嘉 中村雅子 小森康充 檜有子 古賀京子 小宮光江
△かぶと虫ロボット出現
いやまあ、当時の子供向け映画では、絵づくりはがんばってる。
とはおもうんだけど、素朴な疑問がある。
「かぶと虫の足って8本だっけ?」
なんてことはまあご愛嬌なんだろうけど、驚いたのは、関川秀雄の演出だってことだ。
へ~。
それと、加藤嘉の二十面相は、なんだか、好々爺みたいで妙な感覚にとらわれた。
もうちょっとダンディな役者の方が好かったんじゃないかと。
ただまあ、こういう50年代の映画ってのは、戦後の焼跡が到るところにあって、空撮なんか観ると、なおさら、ああ焼けとるな~とおもったりする。
冒頭の刑務所ロケは良なんだけど、現場の足跡から人工物ではなく虫の足と断言してしまう世界は、凄い。