◇SOMEWHERE(2010年 アメリカ 98分)
原題/somewhere
監督・脚本/ソフィア・コッポラ 音楽/フェニックス
出演/スティーヴン・ドーフ エル・ファニング ベニチオ・デル・トロ ミシェル・モナハン
◇エルファニングはコッポラ家の好みなの?
ポールダンスのシャノン姉妹(カリッサ・シャノン、クリスティーナ・シャノン)はさすがプレイメイトだけあって可愛いことは可愛いんだけど、このシーンも含めてだらだらとワンカットが長い。エルファニングのアイススケートの練習もそうで、練習をはじめて三週間ならわかるが三年というのはあまりにも嘘くさい。まあ出てくる子がみんな綺麗でカットも刺激的だから赦したいが総じて退屈だった。
待っている間というか、次の反応までの表情というか、長いカットの中で役者が見せるふとした素の表情がリアルなのかもしれないけど、それは普段の他人とのつきあいで飽きるほど見られるわけだから。しかしいくらなんでも途中で辛くなってきた。最後に母親がいつ帰ってくるのかと泣くエルファニングに『傍にいてあげられなくてごめん』というのが居場所とはなにかを考えた主題だとしたら陳腐じゃないか?
ポルシェを乗り捨てて歩き出すくらいなら、エルファニングのところへ飛んでふたりで歩き出すべきなんじゃないか?
どうも自己陶酔というか、おしゃれなふりをしているだけというか、なんとも空っぽな印象はぬぐえないんだけどね。