△二トラム(Nitram)
1996年4月のポート・アーサー事件の犯人マーティン・ブライアント(※題名のニトラムは、Martinの逆さ読みの徒名)の話だという触れ込みで、観た。
観たんだけど、最初の近所迷惑も考えない庭の花火と息子マーティン・ブライアントのわがままにつよくいえない父親と見くびられまいとする母親を観れば、こいつはおかしい奴だってことはわかるし、なんとなく知り合った白髪をそめた葱頭の中年の女優ヘレンとの馴れ初めを観ていれば、いよいよおかしくなるってことは予定調和で、驚きも緊張感もない物語だったなあ。