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林檎とポラロイド

2025年02月01日 23時27分16秒 | 洋画2020年

 ◇林檎とポラロイド(Mlla)

 

 ほ~『スカボロー・フェア』から始まるのがちょっと意外だった。

 アリス・セリベタリスがバスの中でいきなり覚醒するのと同時に、記憶喪失になってるのにも気がつくっていう出だしは好い。

 で、記憶回復プログラムを遂行してゆくうちに、ダンスホールに行って、酔いどれて、誰か誘ってトイレでその場限りのセックスをしろと、まあ、つぎつぎに指令が下ってくるんだけど、こんなことで記憶が回復するとはおもえない。それにしても、洋画はほんとにトイレでセックスする場面が多いなあ。

 淡泊な映画なんだけど、その単調さは飽きてくる。つまんないなあとおもうこともしばしば出てくる。

 ちなみに、林檎は記憶に効くらしい。なるほど、それで食卓に林檎が出されているのか。これ、ほんとに記憶喪失だったのかどうか、ほんとはなにもかもおぼえていて、過去の自分を消し去るために徹底して記憶を失くしたように見せているんじゃないのか、と考えることもできるんだけど、それについては、監督のクリストス・ニクはまるで語らない。才能はおそらくあるんだろうけど、商業的なものは好まないのかなあ。

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