Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE283. デザインを愛でる

2012年03月08日 | Photographic Equipment
 デジタルペンも時計やステーショナリー同様に、その小さなデザインを愛でるということがある。
 それは手にしたり、ためすすがめつ眺めたり、或いは撮影したりして、デザインを堪能するわけだ。現代のプロダクトデザインを堪能するというのは、ライカじゃあるまいし、と思う向きもあろうが、やはり小さなボディを手に取り、形や質感を楽しむという行為は、あってもおもしろそうだと思われる。
 世の中には、カーマニアがおり、鉄道マニアがおり、船マニアがおり、航空機マニアがいるので、プロダクトデザインを愛でる人種は事欠かない。だがそれらは、手にとって眺めるにはいささか大きすぎる。やはり手にして眺める位の大きさが調度良いのではないか。
 そんことを書いていたら、オリンパスからOM-Dという新機種が登場した。あの好評だったOMシリーズのデジタル版である。質感の良さそうなクラシックなデジタル・ボディは、やはり愛でたくなるようで人気も高そうだ。
 愛でるには、調達した直後がよい。私の12mmのレンズをつけたE-PM1も撮影の合間に床に落としてボディの隅がへこんだりしている。そうなると愛でる対象と言うよりは、実用的な道具に変わったといってよい。プロダクトデザインの宿命である。

三上訓顯研究室,2012年2月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO320,露出補正±0,f4.5.1/100,i-Finish
コメント
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