Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE296. 時代遅れの新聞

2012年03月21日 | Kyoto city
 あの町屋の二階の手すりにもたれて街を眺めてみたい。そんなことを思わせる手すりだ。多分天井は大変低く冬は寒く、夏はあついのかもしれない。
 昨日は、名古屋に行くときに、新幹線は三島-新富士の間で人が新幹線にふれたので、一時運転見合わせになり、岐阜羽島の駅で私が乗った新幹線は止めになった。そういうときどこが情報が早いかをiPhoneで探っていた。当然JR東海は当事者なので早いのだが、次に早かったのがミクシーである。足止めされた新幹線からの情報である。
 最も遅いのが、マスメディアである。しかもミクシーと同じ情報しかない。特に新聞なんか論外と言える。そう考えると、もはや情報の遅い新聞を購読する時代ではないと痛感させられる。ではどうすればよいか。
 答えは簡単である。写真記者をヘリで現場に派遣している時間はない。であれば事故の現場にいた人間から事件写真を、インターネット経由で新聞社に応募させればよいのである。今時の世の中でだれかが携帯で撮影でき、そしてデジタルビデオを持っている。一番早くWEBに掲載された投稿者に謝金を払うシステムを構築すればよいのである。そんな簡単なシステムで、ビジネスチャンスになるのである。
 というのも、足止めされた新幹線に乗っている人間は、よりリアルな画像情報を求めているのである。それに応えられるのは、現場に居合わせた人間達だけである。今時だれでも携帯電話位で撮影できるだろう。そういう現場の画像を投稿出来る仕組みをWEB上に構築すればよいのである。そういうことは、新聞社が真っ先に行うのかと思ったら、実はミクシーであった。ただし、画像はないが。
 そうなると最早新聞社の存在価値はない。新聞を購読するという気分にもなれない。情報は遅い、知識は浅薄だ、私などは、博士の学位のない人間の書いた視点など、あほらしくて読めないというおごった気分にもなる。全く価値のない記事ばかりであるのが今の日本の新聞である。
 情報化社会の最先端を走るべき新聞が、一番遅れているというのが、いまの現実なのである。私はLive newといったリアルタイムで画像情報付きの無料サイトぐらい立ち上げるべきだと新聞社には要求したいが、残念ながら時代錯誤の新聞社なのでそんな意見に耳を貸す余裕もない。そんな時代遅れの新聞など、当然購読する気分にはなれない。

三条縄手通り,2012年2月20日
OLYMPUS PEN E-PM1,M ZUIKO DIGITAL12mm/f2.0
ISO200,露出補正-1/3,f3.2.1/1250,モノトーン
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