Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE558. まれには美景

2013年01月20日 | Shinkansen commuting
 私には、退屈なので決して登りたいとは思われない山が富士山だ。ただし遠くから眺める分には、被写体的素材。近年、富士山が見える風景も随分変わってしまった。安藤広重が描いた風景は、今ではごく一部しかなく、大方は住宅やコンビニの背後だったりと、現代的な風景の中に垣間見える富士山である。
 新幹線でも、富士川橋梁から一瞬見える富士山が、山の稜線が一番綺麗で、太古の時代からの姿を想像させてくれる。しかも時速255kmで走る新幹線からは、一瞬の風景。PENを連射モートにしておいて、運が良ければ橋梁の鉄骨の狭間から美形が見えるかもしれない。このときは、運が良かった。運だけではだめで、天候も良くないと山は写らない。
 所用で東京に出かけた時の、朝の風景である。最近は、外を出歩く時間もなく、せいぜい車窓からの風景ばかりである。それでもまれには美景も写る時があるだろう。

新幹線富士川橋梁,2013年1月17日
OLYMPUS PEN E-PM2,M.ZUIKO DG 12mm,F2.0ISO200,露出補正1/3,f5,1/500.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする