このスケッチは、京都妙心寺のあの心地よい通り道を採寸したものだ。
たしか歩足で測ったのではなかろうか。メジャーも多少は使ったかもしれない。小さな集合住宅のプロジェクトのために、心地よい空間の寸法を探りたかった。
スケッチブックが水に濡れていたようだが、この時は雨が降っているときの実測だったと記憶している。その答えは、道幅5.1m。もちろんそれだけで、心地よい空間ができるわけではないが。
さて今日は、統計の数式をにらんでいたら、 調度何年も放置していた車を動かしたように、しばらく動かしていなかった脳細胞がガリンと動き出したような気がした。
考えてみると、人間は脳細胞をあまり動かさないで暮らしている。つまりステレオタイプ化した思考を続けたり、おべんちゃらで世間をかわしていれば、脳細胞もあまり働かなくてすむ。次第に歳をとると脳細胞を働かさなくてもいいような、暮らし方が身についてしまうのだろう。そのままゆけば、痴呆老人となるのだろうか。
明日は、顔の脂肪腫の手術もようやく抜糸の段階まできた。明日から普通にお風呂に入れ、お酒も飲めるというたわいのないことを考えている。
2006.4.6
たしか歩足で測ったのではなかろうか。メジャーも多少は使ったかもしれない。小さな集合住宅のプロジェクトのために、心地よい空間の寸法を探りたかった。
スケッチブックが水に濡れていたようだが、この時は雨が降っているときの実測だったと記憶している。その答えは、道幅5.1m。もちろんそれだけで、心地よい空間ができるわけではないが。
さて今日は、統計の数式をにらんでいたら、 調度何年も放置していた車を動かしたように、しばらく動かしていなかった脳細胞がガリンと動き出したような気がした。
考えてみると、人間は脳細胞をあまり動かさないで暮らしている。つまりステレオタイプ化した思考を続けたり、おべんちゃらで世間をかわしていれば、脳細胞もあまり働かなくてすむ。次第に歳をとると脳細胞を働かさなくてもいいような、暮らし方が身についてしまうのだろう。そのままゆけば、痴呆老人となるのだろうか。
明日は、顔の脂肪腫の手術もようやく抜糸の段階まできた。明日から普通にお風呂に入れ、お酒も飲めるというたわいのないことを考えている。
2006.4.6