朝の境内は深閑と寒い、と書いてもこちらは新幹線の車内だからリアリティがない。滋賀県は田んぼの中に突然島状の森の固まりが出現し神社がある。田んぼの神様というわけだ。それは 五穀豊饒子孫繁栄を基本的考え方とする農本社会の典型風景である。新幹線は、そんな神社の参道を一瞬で横切ってゆく。今日は、準広角レンズだったが、画像をトリミングして納まった。
考えてみると自然界の撮影は、偶然と偶然とのぶつかり合い。だから撮ろうと思って最適なシステムで構えていても、自然が答えてくれるわけではない。これだという風景に遭遇したらありもの機材で撮るほかないだろう。いや、それ以前に旅に持ち出せる機材でなければならない。軽い、小さいが条件である。そこで海外調査へ出かけるシステムを考えてみた。
どの程度の信頼性があるかわからないが一応ボディは防滴性があり、1日フルに使えるバッテリーグリップ付OLYMPUS E-M1、防滴性不用なら一回り小さいE-M5がとても最適(E-M5は、この小さいサイズが心理的にすごく心地よい)と17mm:130g、E-P5に接写もできるマクロエルマリート45:225gmm。予備に12mm:130g。レンズの重さだけで485g。このシステムはどれか一つ欠けても他で代用できるところがみそ。ボディもそうですし、12mmがなくても17mmが、マクロ45mmがなくてもボディのテレコンバータでといった具合に。
となるとM.ZUIKO DG12-40mm/F2.8ズーム:382gの方が軽いではないかという見方がある。これなら1本で済むかと言えば実は海外ではそうはゆかない。寺院や洞窟などは暗いから、F2以上の明るいレンズは必須。文献や工芸品があればマクロレンズが必要。そこで比較的万能な12mmなどを加えると512g、マクロレンズを加えると607gとなる。結局ズームレンズを加えたシステムは、重くかさばる結果となる。
それに多分多用するであろう重たいズームレンズを日々振り回すハメになり、それは疲れるし調査には煩わしい。それだけではなく、あまりにも多様な1本のズームレンズに負荷がかかりすぎるので、これがなくなったらお手上げですという典型システムだ。だからズームレンズシステムというのが、万能だけに代用がきかず意外に不便だと言うことがおわかりいただけるでしょう。
例えば、インドのベナレスのホテルに着いたとしよう。夕飯前に宿に荷物をおいて一番軽いE-PM2にキャップレンズだけ持って夕方のガンジス川へ散策に行った。そこまではよい機材選択だが、宿に戻ったら活躍するはずのズームレンズも含めて撮影機材一式全部盗まれていたという話は海外ではよくあること。日本人がきたら高価な機材を必ず持っているという認識は、世界の泥棒達が持っている。だから確実に盗まれるといっても過言ではない。以後はPEN Miniとキャップレンズだけとなりますな。
もっと言うならば、某氏自慢のニコンシステム。なんだったっけあの超高画質のD810に、F2.8ズームレンズ3本のニコン推奨システムだ。夕食前の散歩だからiPhoneだけ持って散策に出た。そしたら全部機材を盗まれたりしたら、以後iPhoneだけで撮影しなければならないですよね。機材は保険で買えますが、その時の旅の風景は買えないですよ。
つまり多用する機材は、首や鞄から放さない小ささと、持っていることを忘れさせてくれる軽さであること。そしてリスク分散。あれでだめならこちらで代用ができるというシステムであること。それが偶然遭遇するチャンスにも適応できるし、機材を盗まれても問題はないですね。
私の場合、結果として一番使えるのが、いつも持ち歩けるOLUMPUS E-M1かE-M5に17mm/F1.8というシステム、それに充電器ということになります。他の機材がなくても、すべてこのシステムだけで撮影できます。だから単焦点レンズこそ防滴構造にしてほしいしですね。それに充電器はもっと小さく、そしてケーブルなんて煩わしいのはやめて世界のコンセントに合うプラグを充電器じかずけにして欲しいですね。
さてそれでも全部盗難に遭ってしまったらどうするか。そのときは、スケッチブックと水彩色鉛筆だな。画像よりも印象深い風景が記録できるよ。
新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D E-M5 M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO400,露出補正±0,f1.8,1/4000
考えてみると自然界の撮影は、偶然と偶然とのぶつかり合い。だから撮ろうと思って最適なシステムで構えていても、自然が答えてくれるわけではない。これだという風景に遭遇したらありもの機材で撮るほかないだろう。いや、それ以前に旅に持ち出せる機材でなければならない。軽い、小さいが条件である。そこで海外調査へ出かけるシステムを考えてみた。
どの程度の信頼性があるかわからないが一応ボディは防滴性があり、1日フルに使えるバッテリーグリップ付OLYMPUS E-M1、防滴性不用なら一回り小さいE-M5がとても最適(E-M5は、この小さいサイズが心理的にすごく心地よい)と17mm:130g、E-P5に接写もできるマクロエルマリート45:225gmm。予備に12mm:130g。レンズの重さだけで485g。このシステムはどれか一つ欠けても他で代用できるところがみそ。ボディもそうですし、12mmがなくても17mmが、マクロ45mmがなくてもボディのテレコンバータでといった具合に。
となるとM.ZUIKO DG12-40mm/F2.8ズーム:382gの方が軽いではないかという見方がある。これなら1本で済むかと言えば実は海外ではそうはゆかない。寺院や洞窟などは暗いから、F2以上の明るいレンズは必須。文献や工芸品があればマクロレンズが必要。そこで比較的万能な12mmなどを加えると512g、マクロレンズを加えると607gとなる。結局ズームレンズを加えたシステムは、重くかさばる結果となる。
それに多分多用するであろう重たいズームレンズを日々振り回すハメになり、それは疲れるし調査には煩わしい。それだけではなく、あまりにも多様な1本のズームレンズに負荷がかかりすぎるので、これがなくなったらお手上げですという典型システムだ。だからズームレンズシステムというのが、万能だけに代用がきかず意外に不便だと言うことがおわかりいただけるでしょう。
例えば、インドのベナレスのホテルに着いたとしよう。夕飯前に宿に荷物をおいて一番軽いE-PM2にキャップレンズだけ持って夕方のガンジス川へ散策に行った。そこまではよい機材選択だが、宿に戻ったら活躍するはずのズームレンズも含めて撮影機材一式全部盗まれていたという話は海外ではよくあること。日本人がきたら高価な機材を必ず持っているという認識は、世界の泥棒達が持っている。だから確実に盗まれるといっても過言ではない。以後はPEN Miniとキャップレンズだけとなりますな。
もっと言うならば、某氏自慢のニコンシステム。なんだったっけあの超高画質のD810に、F2.8ズームレンズ3本のニコン推奨システムだ。夕食前の散歩だからiPhoneだけ持って散策に出た。そしたら全部機材を盗まれたりしたら、以後iPhoneだけで撮影しなければならないですよね。機材は保険で買えますが、その時の旅の風景は買えないですよ。
つまり多用する機材は、首や鞄から放さない小ささと、持っていることを忘れさせてくれる軽さであること。そしてリスク分散。あれでだめならこちらで代用ができるというシステムであること。それが偶然遭遇するチャンスにも適応できるし、機材を盗まれても問題はないですね。
私の場合、結果として一番使えるのが、いつも持ち歩けるOLUMPUS E-M1かE-M5に17mm/F1.8というシステム、それに充電器ということになります。他の機材がなくても、すべてこのシステムだけで撮影できます。だから単焦点レンズこそ防滴構造にしてほしいしですね。それに充電器はもっと小さく、そしてケーブルなんて煩わしいのはやめて世界のコンセントに合うプラグを充電器じかずけにして欲しいですね。
さてそれでも全部盗難に遭ってしまったらどうするか。そのときは、スケッチブックと水彩色鉛筆だな。画像よりも印象深い風景が記録できるよ。
新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D E-M5 M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO400,露出補正±0,f1.8,1/4000