Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編145. 台風

2015年06月12日 | Okinawa
 私の沖縄の建築イメージは、コンクリートやブロック造で堅固に無粋につくり3階建てぐらい。それでも屋上テラスとか廊下テラスなどをしっかり設けている。つまり気候風土の影響で本土の建築とは随分異なる。
 沖縄は、台風が直撃する。台風の時はレンタルショップでビデオを大量に借りて家に閉じこもるとか、或いは明日直撃すると言うときは会社が休みになるので飲み屋でたらふく飲んで嵐が強まりつつある中を帰宅といった案配だそうな。でも今年の台風は直撃もせずに通過していったので、酒臭い出社となったそうである。
 さて通勤時に、EOS1&街と入れてGoogleの画像検索をしてみた。だがあまり面白い街は出てこない。そこで&後の単語を次々と変えてみた。田舎だと白川郷ぐらいか、意外性で波、ついにはヌードといれてみた。結局どんな単語をいれても必ず出てくるのが、鉄道であり飛行機であり撮影会のギャル達ばかりなのだ。そして画像は綺麗なのだが実につまらないものばかりだ。もう少しクリエイティブな見方して考え方を変えろよ!、と叫びたくなる。
 そうなるとこの機材の利用者のプロフィールがなんとはなくイメージできそうだ。先ずは連写性能が良いから動くものを撮る。次に撮影会のギャルの連写、そしてあまりにも知れ渡った観光名所からの撮影。こうしてみんなと同じ画像が撮れたところで満足して撮影に飽きてしまう。でっ次の新しい機材は登場しないかと悶々としている。つまり人並み思考で満足する凡人タイプなのだろう。言い換えればおつきあいで撮影をしている。Canonの語源は、標準という意味だったかな。だから画像がつまらないのは、なるほどと思ったりしている。
 因みにニコンDf&・・・で検索すると、見たことがない面白い画像を発見したりする。結構好奇心を持って出歩いているんだなと感心させられる。
 だから機材によってユーザー・イメージがかなり違うということを発見した。そんなわけで標準凡人がつかうEOS1Dsは、再び研究室のロッカーにしまい込んでしまった。私にとっては、また建築のフィールドサーベイでもあったら活躍しておくれなのである。
 オリンパスに戻ってリュックが軽くなった。もうEOSの時代じゃないだろうと思われた。

那覇市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO1600,焦点距離33mm,露出補正0,EV,f2.8,1/30
コメント
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