Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak368. 一週間ほどブログをお休みします

2019年05月10日 | diving

 

 ダイビングをしていると魚ばかりでなく、海草や岩や珊瑚がつくりだす水中の造形が興味深い。そんなウォータースケープを撮影するのも面白いと個人的には思っているが、形態がキッチリ撮影できたかというと疑問だ。というのも、あとで画像を見返すと、なんでこんなスケープを撮ったのかと不思議な気分になる。つまり水中は、様々な浮遊物があり透明度も関わってくるので人間が眼で見ているようには、画像が記録されない。記憶色という概念があれば記憶景(スケープ)もありそうだ。

 今月はサンゴの産卵が予想される季節になった。仮に私がサンゴの産卵を撮影しにゆくとすれば、撮影ポイントを定めると過去の産卵日はわかるから、その前後1ヶ月ぐらいの水温や外気温の変化、卵の生育状態の評価、月の満ち欠けなどのデータを集約すれば、そのどこかに相関の高い要因があるはずであり産卵日を特定することはできそうに思われるが、そんなの学術団体の古い論文で誰かが研究していたのではないかな。

 そうやって産卵日を特定できたとしても、手元に撮影機材がないよ(笑)。

 私の機材トランクの中にオリンパスEM1-mark2のボディとM.DG ZUIKO7-14mm/F2.8レンズがある。これにぴったしの市販されているハウジングと2灯のストロボを調達すれば、水中撮影モードのついているオリンパスは即水中で使える状態になる。といってまたあの大きいを機材を持ってダイビングというのも、今の私は気が進まない。

 そう考えていたらiPhone7の水中ハウジングが登場した。Sea Flogsなどいくつかの中国企業から発売されているようだ。ねじ穴があるので外付けの小さな水中ライトが補助光源としてつけられそうだ。もちろんBCDにどうやってつけるのかとか、appleのサイトにもある魚眼レンズつけたいよねとか、船上で充電できないとバッテリーが持たないでしょうとか、ユーザの要望が多く未完成なところは多いけど、どちらも水深40mは潜れる。ゆくゆくはさらなプロダクトとして進化しそうな可能性もある。なんでこんな小さいハウジングを、これまで日本でつくらなかったのか。

 つまり私は、水中機材を小さく簡単にする方向に関心がある。画像をアップさせるために用いたニコンW300を使っているのも、ハウジング不用だから大変小さく、それでいて水深30mまで潜れる点にある。これにINONあたりの魚眼レンズが外付けできたら、全く申し分ないのだが。

 さてそんなわけで、明日から一週間ほどこのブログはお休みします。

 

沖縄県慶良間諸島、2019年4月22〜23日

Nikon CoolpixW300

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正±0,f/2.8,1/30

ISO125,焦点距離5.6mm,露出補正±0,f/4.2,1/125

ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正±0,f/4.3,1/125

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正±0,f/2.8,1/250 

コメント (1)
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