Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編410. ベースキャンプ型の旅と渡り鳥型の旅

2019年05月21日 | Okinawa

慶良間諸島:一番多く潜ったところだ。水深20m程度迄であり何よりも水の透明度が高く水中撮影には最適なところ。多分これからも慶良間でまったりとダイビングの勉強をしているだろう。慶良間諸島は海の国立公園でもある。


恩納村瀬良垣港:万座のポイントに向かう港であり、エメラルドグリーンの沖縄の海、奥に見える岩珊瑚の塊のような複数の島状の地形、その間から遠くに白波が見える、そんな沖縄の夏の風景を2015年9月7日のブログでアップさせていた。近年港の護岸が整備されハイヤットリージェンシーホテルが進出してきた。今日は梅雨空の万座だ。

 

A&Wバーガー:沖縄県だけにしかないハンバーガーチェーン店。島内にはいくつもの店舗がある。タップリと具が入っていて素朴な味がするハンバーガーだ。沖縄に行けば必ずどこかで食べる私のエスニックフードだ。


 旅の仕方に期間中、滞在先が同じベースキャンプ型と滞在先を渡り歩く渡り鳥型がある。今日は、その話をしよう。

 ダイビングのために沖縄へもう何十回もLCCのpeachで通っている。多忙期や週末を除けばにコンスタンスに片道5,000円、預け荷物・座席指定だと7,000円。まれに2,990円などというバーゲンチケットも発売される。本土とは異なり亜熱帯の沖縄だから否が応でも旅に出たという感性にさせてくれる。

 それに引き替え日本の鉄道運賃は高すぎる。片道旅費を算出すると、京都から東京迄の新幹線が14,500円。伊豆のダイビングスポット熱川だと13,290円と、沖縄迄往復できる値段だ。それに国内を旅しても、季節の変わり目をのぞけば気候区分がすべて同じ温帯だから大きく環境が変わるわけではない。

 それじゃフーテンの寅さんは旅に出られない。失恋してカバンを持ってプイッと、とらやを後にしたら、妹さくらが追いかけてきて「お兄ちゃん、これ!」といって旅費をもらったまではよかったが上野駅で足が止まっちゃった、なんてことになりそうだ。

 だがLCCにも欠点がある。機内持込手荷物の制限だ。peachであれば持込手荷物7kg以下であるためには、常用の山用リュックが1.8kgだから、その他の荷物を5.2kg以下にしなければならない。着替えなどは軽くて1時間で乾く速乾性の山用シャツ、旅先では快適に寝たいとなるとフリースも相当吟味する必要がある。特にWEBではウェアの重さの表示は皆無だから悩ましい。

 だからダイビング器材であるBCDやレギュレータやウェットスーツや軽機材などは、それだけで15kg近くあるので、沖縄のダイビングショップに預けっぱなしにしている。そうなると軽くて済みそうだが、1週間以上京都の住まいをあけるとなると、その間に仕事ができるパソコンや必要書類だとか、時間つぶしに絵を描くので画材とか、最近ゲストハウスで自炊などはじめたので調味料などなどと、軽く持込手荷物制限を超えるので、いつもpeschの預け入れ荷物としている。これじゃpeachのバーゲンーチケットにありつけないが、滞在先が同じであるベースキャンプ型の旅だと荷物を持ち歩く機会が少ないので、それでよしとしている。

 だが全ての荷物をもって滞在先を渡り歩く渡り鳥型の旅になると、そうもゆかない。

 全ての荷物をもって各地を移動しながら1日中歩き回ることを考えれば、先ず自分が担げて負担ならないリュックの重さで荷物の重量を押さえる必要がある。私の場合は8kgがいいところだ。そうすると10gでも軽くしたい。そこで旅行グッズを探すが、これが全く旅行ということを考えていない旅グッズが圧倒的に多い。つまり旅行用と書いておけば売れるからなのだが、そんなのに引っかかっては自分が旅先で苦労するだけである。

 なんでカートにしないのかと不思議に思われるだろうが、これについては過去に講演会で話したことがある。再掲すると、石畳や階段のあるところで終日カートを引き回すのは不可能に近いし、地球の上で舗装してあるところなど数パーセントもない。だからカートで渡り鳥型の旅をするのは無理ですと私は主張している。カートは、ペースキャンプ型の旅でしかも石畳や階段のない舗装路でしか使えないのである。

 そこでパッキングの知恵比べが始まる。といって主目的の撮影機材を省くことはできない。EOS1DsMark3+28-300mmレンズ1本で3kgあるが充電器を入れる余裕がない。幸い64GBまで1本のバッテリーで持つので予備を持参すれば済みそうだ。残りは着替えぐらいだろうか。そうして全部の荷物をリュックで担いで楽に歩き回れる体力に応じた重さにすることが重要なポイントだ。

 さて、7月に渡り鳥型の旅とベースキャンプ型の旅を続けて行うことになった。両タイプを同時に実行するのは、さらに緻密なパッキングが必要になりそうだ。解決のポイントは、ベースキャンプ型の荷物を飛行場で預けてから渡り鳥型の海外へ旅経つことだ。空港では1日500円で預けられる。型の違う旅を連続して行うためには、必須のサービスだ。

 

沖縄県慶良間諸島、恩納村、那覇 2019年5月13日,14日

iPhon7

ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正±0,f/1.8,1/4367

ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正±0,f/1.8,1/2591 

ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正±0,f/1.8,1/199

 

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