今日は、沖縄魚図鑑でゆこう。それも私にとって少しグロテスクな魚達を集めて。
1番の画像は、赤いのがキンギョハナダイ。この時期沖縄の海では当たり前のように見られる魚だ。背後に1匹見える黒のボディに白いヒレは、モンガラカワハギ科のクロモンガラ。こいつの種族がグロテスクなのだ。というのも・・・、
特に7月はモンガラカワハギ科のどう猛なゴマモンガラの産卵期。産卵した半径50m以内に近づくと強烈な歯をもったゴマモンガラが容赦なく襲ってくる。砂地に赤い卵を産み落とすとは聞いたが、どこに産卵したかは、こちらにはわからないのですね。襲ってきたらその近くと思うしかない。
私もゴマモンガラに追いかけられている魚を遠目にみた。当然彼らの方が素早いわけです。だから追いかけられたら反対方向へずらかるほかない(どっちが反対方向だかよくわからんが)。だからゴマモンガラをみたという情報が入るとダイバー達にすぐに伝わる恐怖の魚だし、先頭をゆくインストラクターが額に5針縫うほど噛みつかれたという話を聞いた。水中では地元ダイバー達の後をゆき彼らの動向をみながら、しずしずと進む。ダイバー達もゴマモンガラと眼を合わせないようにしている。つまり気づかれないふりをして、そーーっと通り過ぎることになる。
2番目の画像は、ミノカサゴ。個人的には絵にするのに面白いと思っている魚なのだけど、ヒレがどのようにいているかよくわからない魚だ。そのヒレには毒がある。
3番目の画像は、インストラクターが魚を水中ノートと岩の間に挟み込んだ。真横から来た私がフグでも捕まえたと思って手づかみで引き出したら、アッチチ!!、トゲがあるじゃん!!!。よくみたらヒトズラハリセンボンだった。他の魚と違い顔が横に広がっているのが特徴。撮影だけしてあとはいらないとバディ達の方へ転がした。
4番目は、ハナヒゲウツボの幼魚。大きくなると青と黄色のビーチ風ファッションのような綺麗な魚になり、穴から引っ張り出すと2〜3m位の長さで、ウネウネと曲がった状体だというのがWEBの画像にあった。
5番目は、コクテンフグ。その膨らむ前の姿がどんなんだろうと気にかけていたが、今回グレーの地味で不格好なコクテンフグをみた。これかぁー、じゃ今度みつけたら捕まえて膨らませてみよう(笑)。タコ同様に遊べる魚である。
沖縄県慶良間諸島、本部町水納島ジャイアントケーブル
ニコンcoolpixW300
1)ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/2.8,1/125
2)ISO450,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/30
3)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/100
4)ISO180,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/9.8,1/100
5)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/50